チエ イマイ(CHIE IMAI)は、2018-19年秋冬コレクションを、東京・内幸町の帝国ホテルで2018年4月12日(木)に発表した。
今季は「MOSAIQUE de CHIE Blueberry fields forever」をテーマに、フィンランドの大自然をデザインに落とし込んだコレクションを展開。自然の持つ、大らかで幻想的な雰囲気とともにショーがスタートした。
冒頭を飾るのは、シックなワインカラーのファーをあしらったルック。袖や裾を囲むようにラインを描いたり、ワンピースにポンポンで装飾したり、重みのあるカラーリングとは対照的な、ファーの軽やかな質感がウェアを彩っていく。光を反射してまだら模様のような複雑な色彩を描き出すケープの中にはレース時のミニドレスを合わせ、上品さの中にも可憐な表情が見えるようにバランスを取っている。
ダークトーンから一転、ベビーピンクのドレスは春の訪れのように明るい空気感をもたらす。淡いキャメルのファーで首元を飾り、フレッシュなフェミニンさを表現。ピンクの軽やかさに、煌くボタンのディテールをプラスすることでより華やかに。雪のように白いファーのケープにも、ラインストーンなどの装飾を施し、煌びやかに仕上げた。最高級ファーであるミンクにバラの花の刺繍をあしらったコートは、ブラックのコートに鮮やかに咲く花々が映え、思わず目を惹くような存在感を放つ。
レース地を切り替えたコートは、大きめにデザインされた丸襟、ボリューム感を持たせた袖、ウエストからふわりと広がりを見せるフレアのシルエットで、清楚なエレガンスを提示。また、高品質なスパニッシュラムなどのレザー素材も登場。ジャカード地と組み合わせたスカートは、引き締まった表情で気品と知的さを同時に見せた。
フィナーレを飾るのは、チエ イマイのアイコンであるモザイク・ドゥ・チエ。フィンランドの豊かなブルーベリー畑から着想を得た、柔らかなブルーをメインにしたモザイク・ドゥ・チエは、穏やかで優しい表情が印象的。自然の色彩を纏ったショートジャケット、コート、ケープは、繊細な造形の金ボタンや、赤いファーのアクセサリー、はたまた、ベアのぬいぐるみなどをアクセントに、ソフトなフェミニンさを表している。