ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)が、2016年秋冬オートクチュール コレクションを発表。
過去の様々なコレクションの思い出を新たなクリエイションのベースとし、アーカイブから厳選したファブリックやガーメントを用いて衣服を製作。引き裂かれ、編まれ、コラージュされて生まれた、愛情の込もった作品は、新たなボリューム感をもっている。
ランウェイに並ぶのは、カラフルな生地をつなぎ合わせてトップス、フリルが施されたデニムジャケット、無造作に引き裂かれたフレアワンピースなど。生地の縫い合わせや切り取りは手で行われ、ボタンやビーズを緻密な取り合わせた刺繍が様々なところに施されている。
オレンジやブルーなどの生地を編み込んで存在感を放つワンピース、明暗の異なるホワイト地をいくつか組み合わせたブラウスなど、多彩な色・素材の組み合わせたルックは、歩くたびにコロコロと表情を変化させる。ラストは、グリーン、パープル、ホワイトなどオーガンジーを重ねて構成されたドレスを並べ、コレクションを締めくくった。