ロンドンファッションウィークで行われたハウス オブ ホランド(House of Holland)の春夏コレクション。
デザイナー、ヘンリー・ホランドが今季のテーマとして掲げたのは『PASTEL PUNKS』。
その名の通り、黒に頼らない新たな『パンク』を提案。ピンク、パープル、ミントといった柔らかい色合いでガーリーな印象を与えつつ、パイソン柄のサスペンダーやベルト、シューズといった小物によって『パンク』の要素を随所にちりばめることで挑発的な雰囲気も満載だ。
彼の鮮烈なデビューコレクションを連想させるチェック柄のアイテムも今回はパステルカラー。様々な配色によって、遊び心がプラスされている。ブリーチ加工が施されたハイウエストデニムはロンドンガールが今すぐにでもワードローブに加えたいアイテムの1つだろう。
終盤に登場したレオパード柄のルックは、大胆かつポップで目を引く。シルエットはフェミニンだが、白い編みタイツには穴をあけるなど、ディテールにパンクテイストを欠かさないのは、クラブシーンに精通しているデザイナーらしい。
若々しい可愛らしさと生意気で反抗的な雰囲気を巧みに表現したコレクションであった。