ロエベ(LOEWE)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションが、パリ・ファッション・ウィーク4日目の2016年3月4日(金)に発表された。
ジョナサン・アンダーソンが描き出すロエベウーマンは、今シーズン、有機的な成長を遂げている。ランウェイには、カーキやベージュ、ブラウンなどのカラーがあふれ、風に吹かれるかのように、ロングドレスは四方八方にのび広がる。ランダムに配されたプリーツ、ぎゅっと寄せられたギャザー、動きをつけるフリンジ。全てが融合して創り出された、エレガントな波に、コットンなどのナチュラルな素材がのっている。
シルエットは、フィット&フレア。ローエッジ仕立てのホワイトドレスは、ウエスト・肘の部分に異なるファブリックを巻き付けて、自由気ままに動く布地を固定。スカーフを幾重にもを重ねたボリュームスカートには、身体に張り付くようなタイトトップスをマッチ。
装い自体には、色柄などの華やかな装飾性はないが、様々なアクセサリーでデコレーションをしている。アイコニックなレザ―を使ったコルセット、大ぶりなゴールドチョーカー、そして、コレクション発表前の広告キャンペーンに登場した“猫顔のハンドペイントペンダント”が、身体中を飾り、優美なスタイルへと昇華させている。
新作バッグは、ボリュームフリンジ付きのショルダー、3つ鞄を重ねたようなデザインのハンドバッグなど、どれもユニークな仕上がりだ。