Kitsuné(キツネ)の2011年春夏ウィメンズコレクションが発表された。 映画をこよなく愛するデザイナー、Masaya Kuroki が発表する今季のコレクションのインスピレーション源は1975年に発表された、ジャック・ニコルソン主演の映画「さすらいの二人」。偶然の成り行きから、仕事と家庭を捨てて他人になりきろうとしたテレビレポーターの数奇な人生を描いたこの作品の主人公のスタイルを元に、Kitsunéならではのエレガントスタイルに仕上がった。
フレンチシック、エレガンスを体現するシェイプやカッティング、色使いに加え、上質な素材を使用。リバティプリントが施されたオールインワンやシャツ、揺るがない地位を確立している英国ブランドThomas Mason(トーマスメイソン)の生地で仕上げられたシャツ、日本製のデニム等随所にこだわりが見られる。今シーズンは初となる水着も登場。
洋服自体の「タイムレス」な価値をブランドコンセプトに、“ニュークラシック”を掲げ展開されるKitsunéのコレクションは、高品質を誇る日常の為に生まれた洋服である。デザイナー Masaya Kuroki はこう語る。「僕のクリエーションは、何か新しい物を生み出そうと挑戦しているのではなく、スタンダードのマスター(巨匠)を目指している…。」 自分達の本当に着たい洋服を無理なく作り続けるというこだわりにより、世界各国の歴史ある良質なものを厳選し、シンプル且つクオリティの高いものを提案し続けているコレクションは今季も必見だ。