マックスマーラ(MaxMara)が、ニューヨークでプレフォールコレクションを発表した。
テーマは、野生や自然の記憶に回帰する場所。アメリカンアート界の巨匠ロバート・スミッソンの思想や、ホイットニー美術館を手掛けたレンゾ・ピアノの作品からインスピレーションを得た、クラシックでセクシーなルックを披露した。
最もインパクトを与えたのは、アニマルモチーフ。レオパード柄のラップコートやアニマルプリントのシルクトップスなど個性的なアイテムがランウェイを彩る。またアルパカを使用したコートやファーをあしらったダウンジャケットなど、動物のエッセンスを感じさせるアイテムも揃った。
パレットは、ブラックやグレー、ブラウンなど落ち着いたカラーが中心。ルダンゴートやバイアスカットを施したアンクル丈スカートなど、大人の女性相応しいアイテムが続く。そのなかで、ミニスカートやトップスに採用したシルバーのメタリックメッシュ素材が輝きを放つ。
ショーの後半は、トリシャ・ブラウンの作品「Roof Piece」に登場するダンサーたちを彷彿とさせるような、深紅一色のルックを披露。セットアップやロングコート、ベアトップドレスは、どれもセクシーで女性を魅惑的に見せる。
今季は長めのレングスやタイトなシルエット、ラグジュアリーな素材などを巧みに採り入れる一方で、ニット帽やハイソックスなどのキュートな小物たちも展開。テイストの違うアイテムを組み合わせることで、より豊かなコレクションに仕上がった。