2014年10月17日(金)より発売中の『美術手帖』11月号の特集は、「ティム・バートンの世界へ、ようこそ!」。
ハロウィンでおなじみの映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を始め、『シザーハンズ』『バットマン』『ビッグ・フィッシュ』『チャーリーとチョコレート工場』など、とびきり個性的な作品を数多く生み出してきたティム・バートン。『アリス・イン・ワンダーランド』で興行収入10億ドルを突破し、オスカーを2部門受賞したのも記憶に新しい。
そんなバートンの創作に大きな影響を与えているのが、幼少時のハロウィン体験だ。自身も「人間が変身するっていうことは、僕が始終楽しんできた映画作りの一面なんだ」(『ティム・バートン 映画作家が自身を語る』[フィルムアート社])と語るように、バートン映画に欠かせない俳優、ジョニー・デップの派手な衣装とメイクアップによる七変化ぶりなどは、ハロウィンの仮装に通じるものがある。
普通でない面や恐ろしい面を備えていながらも、どこか愛らしくてあたたかみのあるキャラクター、毒々しいほど鮮やかな色彩やモノクロで彩られる映画…。2014年11月1日(土)より開催されるティム・バートンの展覧会を前に、異端でありながら多くの人を魅了するティム・バートンの創造の源泉に様々な角度から迫る。
【書籍情報】
『美術手帖』11月号
発売日:2014年10月17日(金)
定価:1,600円+税
発行元:美術出版社
<特集内容>
・バートン×ハロウィン巻頭ビジュアル
・ティム・バートンインタビュー
・4つのキーワード(一軒家、郊外、仮面、ツギハギ)で映画作品を解析
・1958年から2014年まで、転機で知るティム・バートンの歩み
・バートン映画常連俳優、ジョニー・デップの七変化
・バートン映画の音楽を担当する、ダニー・エルフマンインタビュー
・きゃりーぱみゅぱみゅのライブを演出している増田セバスチャンの語るバートン
・マンガ家の西島大介による描き下ろし
・アニメーション研究の土居伸彰とアニメーション作家のひらのりょうによる対談