ミュウミュウ(MIU MIU)の2015年春夏コレクションが、パリで発表された。
アメリカ映画『フィメール・トラブル』のテーマ曲と共に、ショーがスタートした。フェミニンなルックスとアグレッシブなマインドを併せ持つ、映画の登場人物たち。そんな彼らのように、気分がコロコロと変動する姿を象徴するように、多種多様なルックがランウェイを彩った。
パレットはピンク、ライラック、オレンジ、ピンクベージュなどを中心に、華やかなアイテムが飛び交う。その合間には、ブラックやパープルなどのダークなカラーが差し込まれ、時折落ち着いたムードへと変化。ときに優しく、ときに反抗的な気ままな女性を表現するかのように。
1950年代のオートクチュールからインスピレーションを得たアイテムは、どれもクラシックでフェミニン。前半は、ローブコートに膝丈のチューブスカートとミニビスチェを合わせたルックが続く。女の子が毎日のオシャレを楽しむように、カラーや素材が少しずつ変わり、またシューズや小物も変化していく。中には真っ白なフレアスカートや半端丈のパンツも展開。
ニットフリルやリボンなど、今シーズンも愛らしい装飾たちがウェアに華を咲かせる。また黄金色のフラワープリントや立体的な花柄、小花柄など、春らしい模様も登場した。カラフルなトップスとボトムスを組み合わせルックが続くが、チェック柄の太めベルトでウエストマークを施すことで、まとまりのある仕上がりに。
人気のシューズも新作が勢揃い。大きなリボンをフロントにあしらったポインテッドトゥシューズやブーツ、ストラップサンダルなど、ウェアと同様に鮮やかなシューズたちが足元を飾った。