ロンドン・ファッション・ウィークの最終日の9月22日、ルー ダルトン(LOU DALTON)が2011年春夏メンズ・コレクションを発表した。
今期のコレクションのテーマは、「遊牧民の生活とジプシーの不適合さ」。デザイナー自身がインド、ヨーロッパそして北アフリカを旅し、見て、感じたものを今回のコレクションに反映されている。紺やグレー、カーキ、ベージュといったベーシックなカラーを中心に、ビビッドなピンクなどを差し込む。半袖シャツに入れられた孔雀の羽を連想させる柄などが遊牧民をイメージさせる。ラストルックのベージュのジャケットはフロントのジッパーが2つ付いているなど、ベーシックな中に変化と遊び心の加わった秀逸なコレクションだった。