アニメーション映画『がんばっていきまっしょい』が、2024年10月25日(金)に劇場公開される。
映画『がんばっていきまっしょい』は、1995年に「坊っちゃん文学賞」大賞を受賞した敷村良子による傑作青春小説『がんばっていきまっしょい』を原作とする初の劇場アニメーション作品。
自然豊かな愛媛県松山市を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの姿をみずみずしく描く。高校生たちが成長していく様子や等身大の心のゆらぎをまっすぐに描写した、青春ストーリーだ。1998年には田中麗奈主演で実写映画化され、2005年には鈴木杏、錦戸亮主演でドラマ化もされている。
劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』では、ボート部のきらめくような青春物語をまぶしい映像にのせて映し出す。自分は特別じゃないと気づき、何かに一生懸命になることを諦めてしまった主人公・村上悦子を中心に、廃部になったボート部を復活させ、ボートに青春を捧げていく高校生たちの熱い日々を描き出す。
主人公・村上悦子/通称:悦ネエ…CV 雨宮天
ボートのポジション:情熱を内に閉じ込めたストローク
三津東高校に通う2年生。子どもの頃は姉御肌だったことから「悦ネエ」と呼ばれる。一生懸命やってもどうせ意味がないとあきらめがちで冷めた毎日を送っていたが、転校生の梨衣奈に巻き込まれる形で、姫と共に仕方なくボート部に入部することに。
佐伯姫/通称:ヒメ…CV 伊藤美来
ボートのポジション:まわりをよく見る気遣いなコックス
悦子と同じクラスの幼なじみで、子供の頃から一緒に登下校している。その可愛らしさで小学生時代から男子に人気。誰とでも気さくに話せる明るい性格で、内向的な悦子を引っ張ることもしばしば。通称「ヒメ」。
高橋梨衣奈/通称:リー…CV 高橋李依
ボートのポジション:前向きでムードメーカーな3番
悦子がいる2年A組に編入してきた埼玉からの転校生。クラスマッチの行事を見て感化され、悦子たちを巻き込んでボート部を復活させる。物怖じせず明るく元気な性格だが、 男子と話すことが苦手。
兵頭妙子/通称:ダッコ…CV 鬼頭明里
ボートのポジション:アクセル全開の勝気な2番
三津東高校2年A組。荒々しい口調で校内の注目を集める有名人。地元では有名な大手漁業の娘で、家同士がライバルの真優美とは常に競り合っている。真優美に勝つためにボート部に入部するほどの負けず嫌い。昔のあだ名「ダッコ」で呼ばれる。
井本真優美/通称:イモッチ…CV 長谷川育美
ボートのポジション:冷静に見守る高貴なバウ
三津東高校2年C組。老舗漁業の実家をよく手伝うしっかりもののお嬢様。クールだが闘争心旺盛で、ライバルの妙子に勝つためにボート部に入部を決める。 妙子とは口論ばかりだが、実はお互いをよく知る間柄。 妙子に「イモッチ」と名付けられる。
二宮隼人…CV 江口拓也
三津東高校2年A組、熱いボート部部長。男子部員はほかにいないため、シングルスカル競技専門。いつもボートのことばかり考えているボート馬鹿として学校内でも有名。悦子たちの入部を歓迎し、ボートの基礎を教える。
寺尾梅子…CV 竹達彩奈
ボートのポジション:ストローク
ボート部強豪校である港山高校ボート部2年。寡黙ながら熱い闘志で信頼されるエース。ボートに対しての姿勢が誠実で、初心者の悦子達に対しても馬鹿にすることなく対戦相手として意識している。
大野舞…CV 三森すずこ
ボートのポジション:3番
港山高校ボート部2年。クールな性格だが、恵まれた体格と大きな声でチームを引っ張るムードメーカー。割と空気が読めるタイプ。幼馴染の梅子を「うめ」と呼び、言葉の少ない梅子を支える役目も。
安田夏央莉…CV 内田彩
ボートのポジション:コックス
分析力抜群の優秀な港山高校ボート部1年生。1年生ながらレギュラーとして活躍している。一見、明るく陽気で先輩部員たちから可愛がられているが、プライドが高くしたたかな一面も。梅子を尊敬しており、部活以外で一緒に行動することもしばしば。
アニメ映画『がんばっていきまっしょい』の監督・脚本を務めるのは、櫻木優平。岩井俊二の『花とアリス殺人事件』でCGディレクターを担当し、『新世紀エヴェンゲリオン』のスピンオフ作品『新世紀いんぱくつ。』で監督デビューした後、『あした世界が終わるとしても』などの作品を手掛ける櫻木優平が、『がんばっていきまっしょい』の物語を"現代のアニメ”として丁寧に描いていく。