「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」が、東京・六本木のサントリー美術館にて、2024年1月31日(水)から3月24日(日)まで開催される。京都文化博物館でも開催された巡回展だ。
織田信長の弟であり、有楽斎(うらくさい)とも呼ばれる織田長益(おだ ながます)は、信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた武将であるとともに、茶の湯を深く愛好した人物でもあった。茶人としての有楽斎は、京都・建仁寺の塔頭「正伝院(しょうでんいん)」を再興し、茶室「如庵(じょあん)」(国宝)を建てるなど、その美意識は現代の茶道にも息づいている。
一方、武士としての長益は、ネガティブなイメージを帯びている。各種の重要な儀礼に参加するなど、長益は織田家の有力な武将であったものの、本能寺の変では、二条御所に籠る長益の主君・織田信忠が自害したにもかかわらず、長益は御所を脱出したため、「逃げた男」と評されることになった。
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」では、武将として、そして茶人として生きた有楽斎の人物像を、あらためて総合的に捉えなおす展覧会。有楽斎ゆかりの寺・正伝永源院(しょうでんえいげんいん)に伝わる貴重な文化財に加えて、有楽斎にまつわる茶道具の名品、手紙などを紹介する。
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」
会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日) 会期中に展示替えあり
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア 3F
開館時間:10:00〜18:00
※金・土曜日および2月11日(日・祝)・22日(木)、3月19日(火)は20:00まで開館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:火曜日(3月19日は20:00まで開館)
入館料:一般 1,600円(1,400円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売料金(11月20日(月)から1月30日(火)まで、サントリー美術館受付(開館日のみ)、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて販売)
※20名以上の団体は各100円割引
【問い合わせ先】
サントリー美術館
TEL:03-3479-8600