福田春美(Harumi Fukuda)が設立。
福田は1968年、北海道生まれ。高校在学中よりアートスクールに通い、1987年に上京。セツ・モードセミナーでファッションアートを、東洋美術学校でグラフィックを学んだ。アダム エ ロペやアクアガールの販売員を経て、1998年に東京・代官山にセレクトショップのダブルアールを立ち上げた。また、2001年~2003年には株式会社レナウンが展開していたアーノルド パーマー(ARNOLD PALMER)のクリエイティブディレクターも務めている。
2002年春夏シーズンからダブルアールがスタートしていた「ダブルアール コレクションズ(WR COLLECTIONS)」を2003年に「TRIPTYCH」に改名し、同じ年に東京コレクションデビュー。同時期に福田はダブルアールのディレクターを退き、TRIPTYCHのクリエイティブ・ディレクターに専念することになった。ブランド名「TRYPTICH」は三面鏡、3枚続きなどの意味を持ち、いろいろな人たちの力や気持ちが重なり合い無限大に広がっていくという意味が込められている。2006年にはパリでもコレクション発表をスタート。
福田はその後、2008年7月に自身のブランドと会社「ハミル(Hamiru)」を立ち上げた。TRIPTYCHの名前を「Hamiru」に変更。大人のためのカットソーアイテムと生活雑貨を展開している。ブランド名は、福田の名前とお気に入りのフォトグラファーのDavid Hamiltonが由来。
福田は2008年秋冬シーズンより、バナーバレットのクリエイティヴ・ディレクターを務めている。