1990年、クリストフ・ルメールが自身の名を冠した「クリストフ ルメール」のブランド設立。
ルメール(LEMAIRE)はフランスのファッションブランド。クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)とサラ=リン・トラン(Sarah-Linh Tran)がクリエイティブディレクターを務める。
ルメールは「日常のために服をデザインする」という共通のファッションへの信念を持って、クリエーションを行っている。 思慮深いシルエットと最高級の素材を組み合わせたルメールの服は、都会的で洗練されたパリジェンヌ/パリジャンスタイルの文脈の、まさに中心に位置するものだ。
コレクションは、ブランドのフラッグシップストアが位置する、パリのマレ地区にあるアトリエでデザインされている。
1990年、クリストフ・ルメールが自らの名を冠したブランド「クリストフ ルメール」設立。レディースブランドを立ち上げる。1994年、メンズコレクションを発表。
2002年春夏、ルメールがスポーツブランドのラコステのアーティスティックディレクターに就任。それに伴い2000年~2006年の間自らのブランドであるクリストフ ルメールは休止した。ルメールは伝統を守りつつも自身のカット、色彩、斬新さを活かし、ラコステというブランドを再生させた。さらにラコステでは新たなライン、"Club" や"Life!"の為のレディスのコレクションを展開。ラコステが本来持つアイデンティティーやアイコニックなイメージを復活させた。
2006年、クリストフ ルメールを再開し、パリのマレ地区にブティックをオープン。ルメールは、同じ世代のブランドとの差別化を図る完全独立起業のオーナーとして、クリストフ ルメールを再スタートさせた。流行よりスタイルを求める人のための心地よいボリュームとベーシックでアイコニックなアイテムで構成される、タイムレスなワードローブを提案。
着る人の個性を生かすための強さと静寂の完璧なバランスを追求したコレクションは、着る人に“永遠に着ていたい”と思わせる完璧なボリューム感とシルエットを提案している。メンズとレディスのコレクションは同コンセプトのもとにそれぞれ再構築され、キーとなるアイテムによってそれぞれの強さが活かされている。
2007年、クリストフ ルメールのショップを原宿(神宮前)にオープン(過去に日本でショップを展開していたことがあるが、ラコステのクリエイティブディレクター就任にともなって自身のブランドをクローズしていた)。
2010年、2011年秋冬コレクションよりエルメスのレディスウェアのアーティスティックディレクターに就任することを発表。2011年3月に行われた彼の最初のコレクションは高い評価を受けた。ルメールは、エルメスのディレクターを2015年春夏コレクションを最後に退任した。
2011年、サラ=リン・トランが加わった初のショーを行い、リブランド。ブランド名を「クリストフ ルメール(CHRISTOPHE LEMAIRE)」から、新たに「ルメール(LEMAIRE)」に変更した。
2015年、ユニクロとのコラボレーション「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」を発表。
2016年、ユニクロとの新ライン「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」スタート。以降、パリを拠点にユニクロの商品開発を行っている。
創業者のクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)は1965年、フランスのブザンソンに生まれる。始めは文学を専攻。その後ファッションに転向。アトリエ・セーブルを卒業。ミュグレー(ティエリー・ミュグレー)、イヴ・サンローランのデザインスタジオで働いた後、1986年~1990年の間、パトゥのジャン パトゥとクリスチャン ラクロワでラクロワのアシスタントとして経験を積んだ。87年、ギャラリーラファイエット財団賞受賞。Andam賞も2度受賞している。
1990年、自らの名を冠した「クリストフ ルメール」のブランド設立。レディースブランドを立ち上げる。1994年、メンズコレクションを発表。2002年にラコステのアーティスティックディレクターに就任。2011年秋冬コレクションから2015年春夏コレクションまで、エルメスのレディスウェア アーティスティックディレクターに就任。