2023年上演予定の舞台から<おすすめミュージカル>を特集。人気作品『エリザベート』から待望の日本初演となる『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』まで2023年も話題作が目白押し。公演スケジュール・劇場・キャスト情報とあわせて紹介するので、気になる作品を見つけたら早めにチケットを購入して観劇に備えよう。
ディズニーが1989年に製作した劇場版長編アニメーションをミュージカル化した舞台『リトルマーメイド』が、劇団四季の創立70周年を記念して札幌にカムバック。前回の公演では千秋楽を迎えることができなかった『リトルマーメイド』札幌公演が、“特別アンコール公演”として実施される。
■ミュージカル『リトルマーメイド』
開催期間:2023年5月~11月
会場:東1丁目劇場施設
残忍な誘拐殺人事件を“スリルを味わいたかった”という理由で犯した2人の天才である“私”と“彼”、そしてピアノ1台のみで、究極の心理戦を描き出すミュージカル『スリル・ミー』。2023年は尾上松也と廣瀬友祐、木村達成と前田公輝、松岡広大と山崎大輝といった3組のペアが“私”と“彼”を演じる。
■ミュージカル『スリル・ミー』
<東京公演>
期間:2023年9月7日(木)~10月3日(火)
※その後、大阪、福岡、名古屋、群馬公演を実施。
※当初の発表より公演期間が変更となった。
会場:東京芸術劇場 シアターウエスト
児童文学作品の名作「オズの魔法使い」を二人の魔女の視点から描いた『ウィキッド』は、劇団四季において再演リクエストが一番多く寄せられているという人気ミュージカル。今回は、劇団四季の創立70周年を記念して東京・JR東日本四季劇場[秋]にて上演される。
■ミュージカル『ウィキッド』
開幕時期:2023年10月
会場:JR東日本四季劇場[秋]
落ちこぼれながら天才的なピアノの才能をもつ音大生・“のだめ”こと野田恵が主人公の、クラシック音楽ラブコメディ漫画『のだめカンタービレ』が初のミュージカル化。“のだめ”こと野田恵役は、テレビドラマと劇場版でも同役を務め、ミュージカル『のだめカンタービレ』で初舞台に挑む上野樹里が担当。千秋真一役は、舞台『千と千尋の神隠し』やミュージカル『ヘアスプレー』など話題作へ立て続けに出演している三浦宏規が演じる。
■ミュージカル『のだめカンタービレ』
<東京公演>
2023年10月3日(火)~10月29日(日)
会場:シアタークリエ
<長野公演>
期間:2023年11月3日(金・祝)~11月4日(土)
会場:サントミューゼ
大今良時が手掛けた人気漫画『聲の形』が初のミュージカル化。山﨑玲奈とボーイズユニット「NORD」メンバーの島太星がW主演を務める。
■ミュージカル『聲の形』
公演期間:2023年10月4日(水)~8日(日)
会場:サンシャイン劇場
ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageが越前リョーマ役に今牧輝琉を迎えて上演へ。新たな強敵・海外プレイヤーとの熱き戦いを描く。
■ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stage
<東京公演>
期間:2023年10月6日(金)~10月15日(日)
会場:東京ドームシティホール
住所:東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームミーツポート1F
※その後、大阪公演、東京凱旋公演を実施。
『チョコレート工場の秘密』は、児童文学として世界的ベストセラーのロアルド・ダールの小説。そんな不朽の名作を原作としたミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』が堂本光一を主演に迎え日本版初演を果たす。
■ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』
期間:2023年10月9日(月・祝)~10月31日(火)
会場:帝国劇場
※その後、福岡、大阪公演を実施。
1964年に公開された『シェルブールの雨傘』は、監督をジャック・ドゥミ、音楽を『ロシュフォールの恋人たち』や『華麗なる賭け』などの名曲を生み出した映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが務めた映画。そんな名作を舞台化したミュージカル『シェルブールの雨傘』が主演にSixTONESの京本大我を迎え、約10年ぶりに上演される。
■ミュージカル『シェルブールの雨傘』
チケット発売日:2023年9月30日(土)10:00~
<東京公演>
公演日程:2023年11月4日(土)~11月26日(日)
会場:新橋演舞場
※その後、大阪松竹座、広島文化学園HBG ホールで上演。
『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人~』は、フランスの小説家モーリス・ルブランによる「アルセーヌ・ルパン」シリーズをベースにした新作ミュージカル。脚本・歌詞・演出は小池修一郎、音楽はフランスの人気作曲家ドーヴ・アチアが手掛け、主演の古川雄大がアルセーヌ・ルパン役を演じる。
■ミュージカル『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人~』
期間:2023年11月9日(木)~28日(火)
会場:帝国劇場
※その後、名古屋、大阪、福岡、長野公演を実施。
ミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイのゴールデンコンビが、構想10年以上の歳月を費やして作り上げた新作ミュージカル『ベートーヴェン』が日本初演。ベートーヴェン役を井上芳雄、ベートーヴェンの想い人 アントニー・ブレンターノ役を花總まりが演じる
■ミュージカル『ベートーヴェン』
<東京公演>
時期:2023年12月
会場:日生劇場
『オペラ座の怪人』や『キャッツ』など数々の名作ミュージカルの作曲を手掛けたロンドン・ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンの強力なタッグにより誕生した『ザ・ビューティフル・ゲーム』。北アイルランド紛争のドキュメンタリー番組に胸を打たれたベン・エルトンが、実話をもとに書き上げた青春ミュージカルだ。2006年、2014年に続く今回の公演は、ジャニーズWESTの小瀧望が主演を務める。
■ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』
<東京公演>
期間:2023年1月7日(土)~26日(木)
会場:日生劇場
<大阪公演>
期間:2023年2月4日(土)~13日(月)
会場:梅田芸術劇場 メインホール
ドーヴ・アチアが音楽・脚本・作詞を手掛けるフレンチミュージカル『キングアーサー』。重厚感ある音楽と現代的でポップなフレンチロックミュージックをミックスさせながら、ケルトに伝わる騎士達の物語を描いた作品が2023年に装い新たに上演される。主人公アーサー役には、数々の舞台・ミュージカル作品に出演してきた浦井健治を起用した。
■ミュージカル『キングアーサー』
<東京公演>
上演期間:2023年1月12日(木)~2月5日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
一般チケット発売日:9月14日(水)11:00~
※2023年2~3月 群馬、愛知、兵庫公演ほかツアー公演あり
『エリザベート』は、ハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、彼女を愛した黄泉の帝王“トート=死”が織りなす物語を描いた名作ミュージカル。今回は、エリザベート役は花總まりと愛希れいかがWキャストで担当し、トート役は、山崎育三郎、古川雄大、井上芳雄の人気三俳優が演じる。
■ミュージカル『エリザベート』
<福岡公演>
上演期間:2023年1月11日(水)~31日(火)
会場:博多座
※山崎育三郎は東京公演のみ。井上芳雄は福岡公演のみ。
2004年にアメリカで製作された映画『ミーンガールズ』。女の子のリアルな学園生活やファッショナブルな世界観が大きな反響を呼んだ、ハイスクールコメディ映画の金字塔ともいえる作品だ。2018年にミュージカル『ミーンガールズ』として舞台化された本作が、主演に生田絵梨花を迎え、日本初上陸を果たす。
■ミュージカル『ミーンガールズ』
<東京公演>
上演期間:2023年1月30日(月)~2月12日(日)
会場:東京建物ブリリアホール
チケット一般発売日:2022年11月26日(土)10:00~
※その後、福岡、大阪公演を実施。
プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をベースに、貧困、エイズ、ドラッグといった死と隣り合わせの生活にあえぎながらも懸命に生きる若者たちの姿を描いたミュージカル『レント』の再演が決定。イケル・グライフの演出、アンディ・セニョール Jrの日本版リステージによって、初演のジョナサン・ラーソンが『レント』に込めた、「No day but today(=過去もない、未来もない。今日という日を精一杯愛し、生きていく)」という力強いメッセージを歌い継ぐ。
■ミュージカル『レント』
<東京公演>
上演期間:2023年3月8日(水)~4月2日(日)
会場:シアタークリエ