展覧会「MONDO 映画ポスターアートの最前線」が、2021年12月7日(火)から2022年3月27日(日)まで東京の国立映画アーカイブにて開催される。その後、2022年5月19日(木)からは京都国立近代美術館にも巡回する。
「MONDO 映画ポスターアートの最前線」は、アメリカ・テキサス州オースティンを拠点に映画ポスターアートの最先端を担うアート集団「モンド(MONDO)」にフォーカスした展覧会。「モンド」が国公立の映画機関や美術館で展覧会を行うのは、世界初となる。
元々は映画館「アラモ・ドラフトハウス」系列のTシャツ店として2004年に登場した「モンド」は、やがてTシャツよりも独自に制作した映画ポスターが人気に。映画配給会社による宣伝用ポスターとは異なる「モンド」オリジナルの“もう1つのポスター”を打ち出すことによって、「オルタナティブ・ポスター」を1つのカルチャーとして定着させた。
「モンド」には、様々なルーツを持つアーティストがベテランから若手まで結集しており、中にはエミネムのオフィシャル・デザイナーとして知られるマイク・サプートや、マーベル、ヴァーティゴ・コミックスなどで作品を発表するベッキー・クルーナンも参加している。グラフィック・デザイナー、イラストレーター、画家、版画家、コミック作家といった多彩なアーティストたちが、映画を自在に解釈した斬新なグラフィックがオルタナティブ・ポスターの魅力だ。
会場には、「モンド」が手がけたオルタナティブ・ポスター71点が集結。『ブルース・ブラザース』や『タクシードライバー』、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』、『GODZILLA ゴジラ』、『ロッキー』、『グレムリン』などの人気映画をユニークな発想で表現した映画ポスターの数々が一堂に集結する。
尚、「モンド」が手がけるほとんどの映画ポスターは、“スクリーンプリント”によってグラフィックを印刷。デザインの色の数だけ版を作成し、1色ずつインクを重ねていくスクリーンプリントならではの、表情豊かな質感を間近に楽しめる。
【詳細】
MONDO 映画ポスターアートの最前線
開催期間:2021年12月7日(火)~2022年3月27日(日)
休室日:月曜日および12月28日(火)~1月2日(日)、3月8日(火)~3月13日(日)は休室。
開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)
会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)
住所:東京都中央区京橋3-7-6
料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)
※65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。
※( )内は20名以上の団体料金。
※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方は入室の際、証明できるものの提示が必要。
※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(半券可)を提示すると1回に限り団体料金で入場可能。
■京都巡回展
会期:2022年5月19日(木)~7月18日(月・祝)
会場:京都国立近代美術館(4階コレクション・ギャラリー)
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)