映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が全国映画館で2023年11月23日(木・祝)に公開される。前作の映画『翔んで埼玉』に引き続き、GACKTと二階堂ふみが出演する。
『翔んで埼玉』は、『パタリロ』などで一世を風靡した漫画家・魔夜峰央が1982年に発表したコメディ漫画。埼玉を題材にした「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉なんて言っているだけで口が埼玉になるわ!」といった強烈な台詞など“埼玉ディス”な内容が話題を呼んだ人気作品だ。
映画『翔んで埼玉』は、2019年にGACKTと二階堂ふみをW主演に迎え、初実写映画化した作品。架空の埼玉県を徹底的にディスるという衝撃的な内容とは裏腹に、埼玉県民の心に深く郷土愛を刻んだ茶番劇が話題を呼び、興行収入37.6億円を記録、日本アカデミー賞では最優秀監督賞を含む12部門を受賞し、史上空前の“埼玉ブーム”を巻き起こすなど、日本映画史にその名を轟かせた。
そんな実写映画『翔んで埼玉』の続編が『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』として全国公開へ。埼玉解放戦線の活躍により平穏な日常を手に入れた埼玉だったが、早くも「埼玉に海を作る」という次の野望に突き進むことに。遥か西の地・関西へと舞台を広げ、無駄にド派手なスケールで描かれる映画完全オリジナルストーリーで、“天下分け目の東西ディスり対決”を繰り広げる。なお、前作同様に、麗や百美たちが活躍する「伝説パート」と埼玉県在住のとある一家を通して、彼らの伝説を振り返る「現代パート」の2部構成となる。
劇中には、壮大な航海シーンや「今ここで戦わなければ日本全土が大阪になってしまう」「琵琶湖の水を止める」と言う麗の発言、さらにはたこ焼きを頬張りながら「なんでっしゃろ?」と関西弁を話す百美の姿が登場。埼玉のみならず、西も東も交え日本中を巻き込んだディスバトルが期待できそうだ。
麻実麗…GACKT
超名門校・白鵬堂学院に転校してきた、アメリカ帰りの隠れ埼玉県人。
壇ノ浦百美…二階堂ふみ
白鵬堂学院の生徒会長で東京都知事の息子。
桔梗魁(ききょう・かい)…杏
関東だけではなく、関西圏でも存在する“通行手形制度”を撤廃するため活動する滋賀解放戦線のリーダー。滋賀を救うため、パリに渡り革命を学んで帰ってきた。その儚くも美しい容姿や貴公子のような立ち居振る舞いから“滋賀のオスカル”と呼ばれている。
嘉祥寺晃(かしょうじ・あきら)…片岡愛之助
冷酷無慈悲な大阪府知事。ド派手なメイクに奇抜な衣裳、不遜な言動を特徴とする。日本全土の大阪化を狙っている“関西のラスボス”的存在で、通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳っている。大阪・京都・神戸以外の関西圏の県人たちをぞんざいに扱う。
近江美湖…堀田真由
関西の通行手形撤廃に向け立ち上がる滋賀解放戦線員。滋賀のオスカルこと桔梗魁とともに故郷・滋賀の通行手形を撤廃するため、京都にて舞妓姿で偵察を行っている。ゲジゲジ眉毛が印象的。
近江晴樹…くっきー!(野性爆弾)
妹想いな美湖の兄。滋賀解放戦線員。妹とともに滋賀解放へ向け暗躍している。
滋賀のジャンヌダルク…高橋メアリージュン
かつて滋賀解放戦線を率いた“滋賀のジャンヌダルク”。
和歌山解放戦線員…天童よしみ
滋賀解放戦線員…津田篤宏(ダイアン)
和歌山の姫君…トミコ・クレア