ディズニー・ミュージカル映画『ミラベルと魔法だらけの家』が公開。第94回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を、第79回ゴールデン・グローブ賞ではアニメーション作品賞を受賞した。
『ミラベルと魔法だらけの家』は、『モアナと伝説の海』以来4年振りとなる、ディズニーが贈るオリジナル・ミュージカル映画。新ヒロインとなるのは、南米コロンビアの奥地にたたずむ“魔法だらけ”の一家に生まれた少女・ミラベルだ。
“魔法だらけの家”に住むマドリガル家に生まれた子供は、全員1人1人異なるユニークな才能“魔法のギフト”を家からプレゼントされる。ピアノ2台を軽々と持ち上げてしまうパワーをもつ少女、トラや鳥など沢山の動物とコミュニケーションをとる少年、目の前の人と同じ姿に変身してしまう少年、一瞬で美しい花を咲かせる力をもった少女など、様々な“魔法の才能”をもった家族が住んでいる。
しかし、その中でなぜかミラベルだけはそのギフトをもらえずにいた。それでも家族と幸せに暮らしてたミラベルだが、ある日この魔法だらけの家が危険に晒されていることを知り、家族を救う唯一の希望として、立ち上がることを決意する。
家族全員が特別な力を持つ一家の中で、なぜミラベルだけは力をもたないのか?そして魔法だらけの家に隠された、驚きのヒミツとは――?!
物語に登場するのは、主人公ミラベルと、マドリガル家に生まれた個性豊かな家族たち。5歳の誕生日を迎えた際に与えられた“魔法のギフト”=才能と共に、登場キャラクターを一挙に紹介する。
左から順に)
・ルイーサ(パワーの魔法):ミラベルの次姉。魔法のギフトとして“力(パワー)のギフト”を授かった強くて力持ちで優れる働き者で、家族や町の人から頼りにされている。
・イサベラ(花の魔法):ミラベルの長姉。植物を成長させ、“花を咲かせるギフト”を授かり、彼女の周りにはいつもカラフルな花が咲き乱れる。美しく、気品と落ち着きを持った優等生として家族からも信頼されている。
・アルマおばあちゃん:マドリガル家の女家長でミラベルの祖母。フリエッタ、ぺパ、ブルーノという三つ子を育て、“魔法”に溢れる家族の伝統を引き継いできた人物。
・アグスティン&フリエッタ(癒しの魔法):ミラベル、イサベラ、ルイーサの3姉妹の両親。アルマおばあちゃんを母に持つフリエッタは愛情を持って作った食事によって人々を癒す、“癒しのギフト”を持つ。
・カミロ(変身の魔法):ミラベルのいとこで、ぺパとフェリックスを両親に持つ。“変身のギフト”を授かり、頭で思った人物の見た目に一瞬で変わることができる。
・ぺパ(天気の魔法)&フェリックス:ミラベルのおば夫婦。アルマおばあちゃんの娘であるぺパは、感情で“天気をコントロールするギフト ”を持つ。ドロレス、カミロ、アントニオの3人の子供の両親。
・ドロレス(聴力の魔法):ミラベルのいとこ。どんなに小さな小声でも聞こえてしまうという、“聴力のギフト”を与えられる。
・アントニオ(動物の魔法)※写真最前の男の子:ミラベルのいとこで、“動物とコミュニケーションが取れるギフト”を持つ。とてもシャイな男の子。
『ミラベルと魔法だらけの家』の監督を務めるのは、『ズートピア』以来、再タッグを組むバイロン・ハワード×ジャレド・ブッシュのコンビ。アカデミー賞長編アニメーション賞はじめとする、数々の賞を受賞した二人による、新たなファンタジーに期待が募る。
またディズニー・ミュージカルに欠かせない音楽には、ブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」や、脚本・作詞・作曲・主演を務めたミュージカル「ハミルトン」で名立たる賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダ。『モアナと伝説の海』以来4年ぶりとなる新曲で、まだ誰も見たこのない<魔法×音楽>の世界へと観客を誘う。
劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I'll Go~」に続く、『ミラベルと魔法だらけの家』のメイン楽曲。“魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ”と、明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える“私だって魔法が欲しいの”という本当の気持ちを歌い上げる一曲だ。
『ミラベルと魔法だらけの家』は世界の映画祭の賞レースにも参戦し、第94回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を獲得。第79回ゴールデン・グローブ賞では3部門にノミネートされ、アニメーション作品賞を受賞。米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ではアニメーション映画賞を受賞した。
新ヒロイン・ミラベルの日本版声優を射止めたのは、19歳の新人女優・斎藤瑠希(さいとうるき)。US本社のオーディションで、その圧倒的な歌唱力を絶賛され、抜擢にいたった。