2020年で、誕生から20周年を迎えるシャネル(CHANEL)のアイコニックな腕時計「J12」。今回は、誕生以来進化を続け、男性からも女性からも注目を浴びるこのアイコンウォッチから、おすすめ人気モデルをピックアップしてご紹介。
「J12」は、2000年、メゾン初の本格的機械式腕時計として、当時デザインを手掛けたシャネルのアーティスティック ディレクター、ジャック エリュが愛するレーシングカーとセーリングの世界観から着想を得て誕生した。ウォッチメイキングの世界に革命を起こしたブラック セラミック製のボディで、“21世紀のアイコンウォッチ”とも称された。
2019年にはリニューアルを遂げ、時計を構成する70%以上の要素をアップデート。ベゼルの幅やリュウズサイズ、時分秒針のサイズやダイヤルの数字の書体などが変更されている。
また、このリニューアルを経て、ジュネーブ ウォッチ グランプリ(Grand Prix d'Horlogerie de Genève)授賞式ではレディース部門賞を獲得した。現在(2020/05/07)、「J12」では、この他、インデックスまでワンカラーで統一した「J12 ファントム」、まるでジュエリーのように身につけられる小ぶりケースの「J12・XS」も展開している。
男性も女性もジェンダーレスに身につけられるのが、「J12」の魅力だが、男性から人気を集めるのは、スタンダードな「J12」のブラック高耐性ブラック セラミック、あるいはホワイトセラミックのモデル。38mmケースの腕になじむサイズ感が人気の理由だ。
一体化したケースとストラップは、流れるような滑らかなラインで手首に馴染む。ダイヤルには、インデックスとともにインジケーターを配し、ブラックモデルの白い針には黒、ホワイトモデルの黒い針には白の蓄光性夜光顔料「スーパールミノーバ」をあしらうことで高い視認性実現している。
「J12 ファントム」のホワイト セラミック / 38mmケースのモデルも男性から高い人気を博す1本。
「J12 ファントム」といえば、インデックスまでワントーンにしたミニマルなデザインが魅力だが、ホワイト セラミックのモデルでは、ベゼルや針、リュウズなディテールの随所にシルバーを差し込むことで洗練された印象に仕上げた。美しい艶のあるホワイト セラミックと融合し、手元で優雅に時を示す。
なお、これら3モデルの心臓部は、COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)の認定を受けたキャリバー 12.1。スイスのムーブメント製造会社ケニッシ(KENISSI)製の新オートマティック ムーブメントで、パワーリーザーブは約70時間を誇る。
女性から人気を博すのは、クォーツムーブメント搭載で、33mm以下の小ぶりケースを採用したモデル。華奢な腕にも馴染んでくれる。
なかでも、特にピックアップしたいのが、ワントーンで統一したエレガントな「J12 ファントム」の33mmケースだ。存在感がありながらもミニマルなデザインなので、幅広いスタイルに取り入れやすい。