ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2020年秋冬ウィメンズコレクションが、2020年2月23日(日)、イタリア・ミラノで発表された。
今シーズンのドルチェ&ガッバーナは、既に発表されているメンズコレクションに続き、クラフツマンシップにフォーカス。職人の手仕事にリスペクトを表した温もりのあるイタリアンエレガンスを確立している。
コレクションの主役となるのは手編み風のニットだ。太めに編み立てたケーブルニットのガウンコートや職人での仕事が光るクロシェ編みのカーディガンに加え、きらきらと煌くビジューを装飾したタイトスカートやグラデーションカラーのハイネックセーターが、温かみのあるムードをもたらしている。
編み地がもたらす温もりはそのままに、ニットウェアをエレガントなスタイルへと導いているのは、ブランドのDNAであるブラックを主流とするカラーリング。ブラック、ホワイト、グレーからなるモノトーンのパレットが、ニットの柔らかな雰囲気を引き締めて、洗練された印象をもたらしている。時折りアイコニックな真紅の薔薇の花を散りばめることで、華やかでロマンティックなニュアンスも加えた。
ドルチェ&ガッバーナが描く女性像に欠かすことのできないセンシュアルなエレメントは、スタイリングで表現。ニットの風合いを活かしてボリューミーなフォルムを描いたニットワンピースはミニ丈で。ロング丈のガウンコートには、ブラトップとショートパンツを差し込んで、素肌を大胆に覗かせている。
ニットと組み合わせる異素材も、女性のセクシーな魅力を引き立てるもの。ニットのショートパンツには透け感のあるオーガンザのブラウスを、ふっくらとしたカーディガンには上品な光沢を纏ったレッドサテンやブラックレースのコルセットを組み合わせている。