オメガ(OMEGA)から、映画「007」最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の作中で主演のダニエル・クレイグが着用する腕時計「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」が登場。
1995年に公開された『ゴールデンアイ』以来、長きに渡ってオメガの時計を愛用していることで知られるジェームズ・ボンド。
2021年10月に公開を控える最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』もその例に漏れず、作中では主演のダニエル・クレイグが特別仕様の「シーマスター」である「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」を着用している。
スクリーンの中だけではなく、定番モデルの一つとして実際のコレクションラインナップに加わることになる本作は、デザイン段階からダニエル・クレイグや映画の制作陣と密に連携を取り、ジェームズ・ボンドについての様々な知識を学び、彼らのアイディアを取り入れながら制作が進められたという。
「今回のデザインについてオメガとやり取りする中で、ミリタリー(軍隊)を背景に持つ007のような男性にとっては、軽量化された時計がキーポイントになる、という結論に達しました。」というダニエル・クレイグのコメントからも解る通り、完成した時計には“ミリタリー”と“軽量化”をキーワードとするダニエルの影響が大きく反映されている。
まず、42mmのケースと調整可能なバックル付きのチタン メッシュ ブレスレットに、強度が高く軽量で、“秘密任務を遂行するエージェントが着用する素材”として最適なグレード 2 チタンを採用。さらなる軽量化を求めて、ダイヤルとベゼルリングにはトロピカルブラウンのアルミニウムを採用している。
ケースの裏側に目を移すと、アイコニックな「007」のロゴの上に5つの“コード”が現れる。これは本物の軍用時計のディテールを模したもので、“0552”は海軍所属のコードナンバー、“923 7697”はダイバーズウォッチ、“A”はねじ込み式のリュウズ、“007”はジェームズ・ボンドのエージェントナンバーをそれぞれ意味する。そして最後の“62”は、ジェームズ・ボンド映画の第1作目が公開された年だ。
そのルックスにおいても、「時計に個性的なエッジを効かせるために、ヴィンテージ風のデザインとカラーも提案しました。完成形を見たときはその素晴らしさに驚きました。」というダニエルの意見を採用。ダイビングスケールとブラックの針、そしてインデックスに塗布されたヴィンテージ スーパールミノヴァの効果もあって、重厚で趣きのあるクラシックな装いに仕上がっている。
また、全てのエングレーブ装飾が12時位置を上にしてきっちりと収まる、オメガ独自のナイアードロック ケースバックを採用。内部に搭載されているムーブメントは、業界最高水準の精度と時計性能、そして耐磁性を誇る「オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806」だ。
ストラップは、前述したチタン メッシュ ブレスレットに加え、ループに「007」とエングレーブされたダークブラウン、グレー、ベージュのストライプ柄NATOストラップを選択可能。いずれのモデルも、ブラウンの特製ファブリック ポーチが付属する。