チエ イマイ(CHIE IMAI)(CHIE IMAI)は、2019-20年秋冬コレクションを、東京・内幸町の帝国ホテルにて2019年4月15日(月)に発表した。
今季は、チエ イマイのスローガンでもある“Always Authentic Always Chic”を掲げ、自由な発想で自らの審美眼を持つ人々に向けたコレクションを制作。長年使用することができ、最終的には土へと還っていく、エコフレンドリーなファー素材の使用を誇るチエ イマイらしく、テーマカラーにはブラウンやベージュといったアースカラーをセレクト。気品と温かみを備えたコレクションを展開する。
ミンクで仕立てた、アイコニックな「モザイク・ドゥ・チエ」は、ダークネイビーに淡いピンク、もしくはベージュ、ブラウン、ダークブラウンといった穏やかな色彩の組み合わせで表現され、包み込むような自然の優しさを思わせる。総レースのパンツスタイルやシアーなドレスなど、繊細なウェアに組み合わせることで「モザイク・ドゥ・チエ」のソフトな質感が際立ち、そこはかとない上品さを漂わせている。
注目したいポイントは、多彩な素材使い。毛足が長く、アイキャッチなボリュームの出やすいフォックスや、優雅な波目模様と光沢感のブロードテープ、深みのある色味が入り混じり、シックな佇まいのチンチラ、細やかなバラを描くウール・シルクのジャカードなど、それぞれの素材特性を生かした仕立てが散見された。森林を思わせるグリーンのグラデーションを描くチンチラのケープは、静かで落ち着いたムードながら、思わず目を引く存在感を放つ。
ミニドレスのように来たオフホワイトのミンクベストや、ブラックチュールのドレスに合わせたジャケットは、柔らかく愛らしさを思わせる仕上がり。モデルが手にしているベアのマスコットがより一層チャーミングさを強める。
一方、はっきりとしたグリーンやブラウンのスパニッシュラムドレスはシャープな表情が印象的だ。襟から背中にかけて並べられたきらびやかなビジューや、ボタニカルモチーフを描くゴールドの刺繍は、堂々とした、風格のある華やかさを感じさせる。
また、カシミヤやウール地とファーを組み合わせたアウターや、ラム・フォックスを組み合わせたコートなど、異素材組み合わせのウェアも登場。ミンクで仕立てたダウンジャケットは、ファーの間から覗くシルバーカラーがアクティブなアクセントを効かせている。