東野圭吾は、ミステリー小説を中心に、ヒューマン、恋愛、サスペンスと幅広いジャンルの作品を手掛ける小説家。予想不能なストーリー展開、リアルな心の奥底までを描いたキャラクター描写など、“一度読み始めたら止まらない”中毒性のある小説で、これまで多くの読者を魅了してきた。
本記事では、そんな“東野圭吾作品”を題材にした実写映画を一挙に紹介。お気に入りの小説がどのようなキャストと共に映像化されたのか、是非チェックしてみて。
物語の主人公となるのは、娘の小学校受験後に“離婚する”と約束を交わしている夫婦。しかしそんな矢先に、愛する我が子が事故に遭い、“脳死”という悲劇に直面する。回復の見込みがない子供を生かし続けるか、死を受け入れるか?過酷な運命を背負うことになった2人の先に待つ、衝撃と感涙の結末を描くヒューマンミステリー。篠原涼子と西島秀俊が、難しい役どころとなる夫婦役に挑む。
物語のキーワードとなるのは、そのタイトル通り“ラプラスの魔女”。かつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスが提唱した、全てを知り、未来を予見する者の存在を指す言葉だが、物語でおきた2つの不審死事件は、まさに“ラプラスの魔女”にしか実行しえないものだった。櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰ら豪華キャストを主演に迎え、不可解な事件を巡る衝撃のミステリーを描く。
阿部寛演じる凄腕の刑事・加賀恭一郎が活躍する「新参者」シリーズの完結作となる本作。加賀や登場人物を取り巻く不可解な事件を通して、父との確執、母の失踪、日本橋に留まる理由など、これまでに明かされていない加賀恭一郎の謎が解き明かされていく。事件を握る女性演出家・浅居博美役には、松嶋菜々子が抜擢された。
東野圭吾作品の中でも人気を誇る「マスカレード」シリーズの第1作を、主演に木村拓哉、ヒロインに長澤まさみを迎えて実写化。物語の始まりは、東京都内で続いた3件の殺人事件。その現場に残された不可解な数字の羅列から、予告連続殺人として捜査が開始される。高級ホテルの潜入捜査に踏み込んだ視庁捜査一課の刑事は、次々と現れる素性の知れない宿泊客の“仮面(=マスカレード)”を剥がそうと奮闘していくがー。
江口洋介を主演に迎えたクライシス・サスペンス。1人の子供をのせた日本最大の超巨大ヘリコプターが乗っ取られ、原子力発電所の真上に静止するという史上最悪の原発テロが勃発。遠隔操縦によるハイジャックという手口を使用した犯人は、“全国すべての原発の破棄”を要求する。燃料が尽きてヘリが墜落するまでの時間は、僅か8時間。姿の見えない犯人と、この危機に立ち向かう人々をスリリングに描き出す。
物語の主人公・栗林和幸(阿部寛)は、“何だかちょっと頼りなく、とにかくツイてない”中年の研究員。しかし、ひょんなことから、そんな栗林が超危険生物兵器の行方を、僅かな手がかりで探し出さなければならないという使命を背負わされることに!迫りくる大惨事へのタイムリミット。栗林は、果たして日本の未来を救うことができるのかー?
2つの異なる世界<パラレルワールド>を行き交う男女3人の愛を描いた、東野作品としては異色の本格ラブストーリー。物語の主人公となるのは、愛する女性への想いと親友との友情の狭間に揺れる青年・敦賀崇史(Kis-My-Ft2 玉森裕太)。2つの世界の中で起こる三角関係を、ミステリアスな展開と共に描いていく。
全世界で500万部のベストセラーを記録し、“東野圭吾史上最も泣ける感動作”の呼び名を持つ『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。廃業した雑貨店を舞台に、1980年にいる人物との時空を超えた手紙のやり取りを通して再生していく少年たちの物語を描く。主演に抜擢されたのは、Hey!Say!JUMPのメンバー山田涼介。雑貨店の店主は、西田敏行が演じる。