アウターの中でもさっと羽織れる手軽さが人気のブルゾンを特集。2018-19年秋冬コレクションでは、人気ブランドの自由なデザインが活きる個性的なルックスのモデルが揃った。
アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)のスポーティーかつライトなブルゾンはファッションアイテムとしてだけでなく、日常的なシティランなどのアクティブな場面にも使えそうな一着。デザインでは、シンメトリーに配されたメタルパーツがアクセントになっている。
ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)のコレクションに登場するブルゾンはメンズのスポーツウェアの要素が反映された。セーラーユニフォームのように大きく開く襟刳りは、スポーツウェアとは一線を画すファッションアイテムとしてのディテールだ。
アンダーカバー(UNDERCOVER)は温かみがあるボア素材のスタジャン風ブルゾンをリリース。カラーには季節感のあるバーガンディを取り入れることで、甘くなりすぎない落ち着いた表情に仕上げられた。
ミュウミュウ(MIU MIU)からは、オーバーサイズが印象的な一着が登場。マニッシュなサイズ感に対して、肩部分のギャザーデザインなど、ディテールにはフェミニンな要素が落とし込まれた。
ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)とアディダス(adidas)が展開するワイスリー(Y-3)のMA-1風のブルゾンは着丈、袖丈が長めのオーバーサイズで。ボディと襟と袖で2種類の黒が使い分けられている点もポイント。
今季のハイク(HYKE)のブルゾンはMA-1とモッズコートの要素を掛け合わせたようなデザインが特徴的。フェミニンなトップスと合わせることで、アイテムの持つハードなイメージはコーディネートにおいてスパイスとして機能する。
日常の中にあるエレガンスを追い求めた今季のトッズ(TOD'S)のアウターにはバーニッシュレザーを素材に採用。ポリッシュ加工によるニスのような光沢感は、素材が持つラグジュアリーさをより一層引き立てる。
トリー バーチ(TORY BURCH)のブルゾンはライトな見た目の内側にボアを配置。ミリタリーライナーをモダンにアップデートしたかのようなルックスはデイリーで活躍する万能なデザインだ。