ハイアットのホテルブランド「ハイアット ハウス」が、東京初進出。「ハイアット ハウス 東京 渋谷」として、「SAKURAタワー」1階から3階、6階から16階にオープンする。渋谷駅からは歩行者デッキで繋がるので、都会の中で「暮らす」かのようなホテル滞在が叶う。
客室は、スイート18室を含む126室のアパートメントタイプ。32㎡以上のキングやデラックスといった客室には、キッチン、洗濯乾燥機、オーブンレンジ、冷凍冷蔵庫など快適に過ごせる設備が整っている。加えて、メインダイニングとして、モダンジャパニーズフレンチ「レストラン モスクロストーキョー(Restaurant MOSS CROSS TOKYO)」がオープンするほか、ラウンジ&バー、屋内プール、フィットネスジムなどを備える。
「渋谷サクラステージ」が位置する場所は、国道246号やJR線により、東西方向、南北方向ともに分断され、地形の高低差が大きい地区であったため、駅と周辺地区をつなぐ歩行者ネットワークが脆弱だった。しかし、「渋谷サクラステージ」の誕生とともに、分断や地形の高低差は解消されることとなる。
歩行者ネットワークの強化のため、都市計画道路(補助線街路第18号線)横断のために、歩行者デッキを整備。周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」を導入する。
また、3階の「渋谷ストリーム」側からの北自由通路、2階のJR渋谷駅西口歩行橋デッキが開通。そして2024年秋には、JR渋谷駅南口新改札が開通。駅周辺全体の回遊性が向上し、代官山・恵比寿方面への往来もスムーズにできるようになる。
「SHIBUYA サイド」と「SAKURA サイド」をつなぐ横断デッキをはさんだ場所にある「にぎわいSTAGE」は、昼夜ににぎわい溢れるまちの中心地点に。独自に開発した小型照明約970台が配置されており、照明と音響を連動させた空間演出が楽しめる。
この「にぎわいSTAGE」の中央には、東京・渋谷の新名所「しぶS(エス)」が誕生。夜には、さくらの花びらが舞う様子をピンクの光と鏡面曲面で幻想的に表現する。“ハチ公前”に次ぐ、新たな渋谷の待ち合わせスポットになるかもしれない。
「にぎわいSTAGE」へと誘うキネティック・ファサードにも注目だ。「しぶS」と同じく施設名の“サクラ”にふさわしい、ピンクの色合いで曲線と局面のグラフィックデザインが施されている。光の状態と、道ゆく人の動きで常にデザインが動くので、街を歩く楽しみを感じさせてくれそうだ。
JR渋谷駅の近くでありながら、緑あふれる空間に出会える「はぐくみSTAGE」。シンボルツリーとなる山桜に加えて、果樹や菜園もあり、都会の真ん中で“心のオアシス”になるような屋外広場となっている。