ジル・サンダー(JIL SANDER)は、映画監督ヴィム・ヴェンダースを迎え、2018年春夏コレクションのビジュアルを発表。
2018年春夏、ルーシーとルーク・メイヤー夫妻を新クリエイティブ・ディレクターに迎え、新しいスタートダッシュをきった新生ジル・サンダー。会場を変え、メンズ・ウィメンズ合同で新作を披露するなど、従来のショー形式と変えた新しい形を模索する彼らが作り出すキャンペーンビジュアルは、コレクション同様に斬新さに満ちている。
コレクション発表から数か月が経ち、公開となった2018年春夏コレクションのキャンペーンビジュアル。手掛けたのは、2017年12月に新作映画『アランフエスの麗しき日々』の公開を控える、ドイツ人映画監督ヴィム・ヴェンダースだ。ブランドにとって初めての映画監督とのコラボレーションである。
撮影はヴィム・ヴェンダースの母国であるドイツで実施。首都ベルリンで収められたキャンペーンビジュアルには、湖の中から出てくるシュノーケルを付けた男性の姿と、それを遠くから見守る女性の姿を捉えられている。中央には、ジル・サンダーのロゴ、それと同様に大きな存在感を放つのが、右上に添えられた「一時停止」の記号だ。張り詰めた瞬間、その止まった時間と空間に置き去りにされて次に何が起こるのか?見ている人の好奇心を搔き立てる、印象的な仕上がりとなっている。
12月には、ムービー全編が公開予定。公式サイトにて紹介される予定だ。