リュック・ベッソン(Luc Besson)監督の最新作、映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が、2018年3月30日(金)より全国ロードショー。
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は、「スター・ウォーズ」シリーズにも多大な影響を与えた、SFコミックの金字塔『ヴァレリアンとローレリーヌ(Valerian and Laureline)』を実写化した作品だ。舞台は28世紀の宇宙。ストーリーは、2人の政府の特別工作員が、宇宙の平和を維持するため銀河間都市アルファを調査しに行くシーンで幕を開ける。
見どころは、人智を超えた複雑なストーリーと、圧倒的な映像美だろう。700年後の宇宙空間やそこに棲む不思議な生き物たちが織り成す幻想的な世界は、リアルに再現されていながらも、現実を超えるほどの美しい光や色で、観るもの引き込む。
監督を務めるリュック・ベッソンは、『グラン・ブルー』『ニキータ』『レオン』などの映画史に残る名作から、近年では『ルーシー』など、数々のヒット作を手掛けてきた。得意とするSF作品をどのように描くかに注目が集まる。
公開された特別映像では、リュック・ベッソンが10歳の頃に原作「ヴァレリアン」と出会った時の衝撃を「一番の驚きはストーリーだった」と振り返っている。主人公のヴァレリアンと、ヒロインのローレリーヌはごく普通のカップルだが、舞台は28世紀という遠い未来の宇宙。当時まだ、『スター・ウォーズ』が世界中で爆発的なブームを巻き起こす前であったにもかかわらず、宇宙海賊のアイゴン・サイラスやカギを握るパール人をはじめ様々なエイリアンたちが登場する物語は、少年時代のベッソンは胸を躍らせたのだった。
そして50年間憧れ続けてきた作品を遂に映画化した今回。彼は「僕の長年の夢がついに現実になった。全力で映画化に取り組んだよ。心ゆくまで楽しんでほしい」と語っている。
主人公で特別工作員の青年ヴァレリアンを務めるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』でヴィラン・グリーンゴブリン(ハリー・オズボーン)を演じたデイン・デハーン。もう1人の工作員ロールリンヌは、トップモデルとして活躍し、最近では『スーサイド・スクワッド』での活躍が記憶に新しいカーラ・デルヴィーニュが演じる。劇中にはクライヴ・オーウェンやイーサン・ホーク、そして歌姫・リアーナやジャズの巨匠、ハービー・ハンコックも登場する。
リアーナが演じる宇宙人・バブル役の吹き替えを、ゆりやんレトリィバァが担当。『ヴァレリアン』が吹き替え初挑戦となる。また、ヴァレリアン役の吹き替えは、アニメ「バクマン。」の高木秋人役や映画『ハリー・ポッター』シリーズのセドリック・ ディゴリー役などを演じる声優・日野聡、ヴァレリアンのパートナーであるローレリーヌは、アニメ「ルパン三世」の峰不二子役3代目や映画『スーサイドスクワッド』など多数のヒロインを演じてきた声優の沢城みゆきが務める。
さらに、劇中で主役の2人が乗っている宇宙船「SKYJET」は、レクサス(LEXUS)がデザインを担当した。飛行機と車を組み合わせたような船体には、レクサスのデザインアイコンである「スピンドルグリル」とブランドのロゴを配した。近未来的かつスポーティなデザインで、映画の世界観をさらにリアルで高次元なものへとアップグレードする。
西暦2740年。連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は宇宙の平和を守る任務に就き、銀河をパトロールして回っている。ふたりは“アルファ宇宙ステーション”へと向かう。そこは長い年月を経て拡張を続け、あらゆる種族が共存する“千の惑星の都市”として銀河にその名を知られていた。しかし、その深部には邪悪な陰謀と、宇宙の歴史から抹殺されようとしていた“秘密”があった……。果たしてヴァレリアンとローレリーヌは“千の惑星の都市”と銀河の危機を救うことができるのか―!?
『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』
公開日:2018年3月30日(金)
監督・脚本:リュック・ベッソン
原作:ピエール・クリスタンジャン=クロード・メジエール
キャスト:デイン・デハーン、カーラ・デルヴィーニュ、クライヴ・オーウェン、イーサン・ホーク、リアーナ、クリス・ウー、ジョン・グッドマン、ハービー・ハンコック、ルトガー・ハウアー
原題:Valerian and the City of a Thousand Planets
2017年|フランス|英語|カラー|スコープサイズ|137分|
製作:ヨーロッパコープ
配給:キノフィルムズ/木下グループ
© 2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION