ディオール オム(DIOR HOMME)が、中国・広州にて開催した2015-16年ウィンターコレクションのランウェイショー。
今回で3回目となる海外でのランウェイショーは、広州市にあるオペラハウスで開催。イギリス人建築家のザハ・ハディッドが手掛けた、この空間の中で、ショーが行われるのは初めての試みだ。会場には、ショー全体を包み込むようなムードが漂い、ディオール オムの伝統とモダニティ、また中国のコンテンポラリーな世界の橋渡しとなる、ユニークな空間に仕上がっていた。
登場したモデルは、インターナショナルモデルと中国人モデルをミックス。トーマス・ルーセル指揮のもと、広州シンフォニックオーケストラによる生演奏でKOUDLAMのオリジナルサウンドトラックが披露された。ミュージシャン本人が訪れ、サプライズで歌うシーンもあり、来場したVIPやセレブリティなど、600人のゲストを湧かせた。
今回のショーに関して、クリエイティブ ディレクターのクリス・ヴァン・アッシュは以下のように語った。「中国で再び、ランウェイショーを行えたことを大変光栄に思っています。今回のコレクションは、テクノ-サルトリアルのエレガンスをコードに用いて、発表していますが、広州で行うことによりまた新たな視点でコレクションを捉えていただけたと思います。それは、モダニティとヘリテージを追求する私の仕事を高めてくれると同時に多数派と個性に対する探求心をより深いところへ導いてくれるのです。」
クリス・ヴァン・アッシュまたブランドが、中国の魅力に改めて気付かされる、革新的なショーに仕上がった。