プリングル オブ スコットランド(Pringle of Scotland)が2011年秋冬コレクションを発表した。
イギリスの伝統的なハンティングスタイルに着想を得たという今シーズン。今回、クリエイティブ・ディレクターのクレアワイトケラー(Clare Waight Keller)は、カントリースタイルに現代的要素を加え、“都会のGAMEKEEPER”(狩りの案内役)を作り出したとのこと。
ブランドのシグニチャーでもあるニットは今回、アウターコートやネックラインにたっぷりと使用され、上半身にボリュームあるスタイルに仕上げられている。コートの襟に施したシアリングやフロント部分のファー、アウター裏地に見るライニングの素材使いにも注目したい。
ショーの後半部分には、カントリーの男らしいスタイルとは対照的に、スマートな英国紳士風GAMEKEEPERも登場。パンツやロングコートにボンディングされたレザー使いが、格式高い雰囲気を生み出している。カラーはブラックやグレーを中心に、オリーブやハンターグリーンといった、落ち着きのある色が目立った。そこに加えられる、赤みのディープバーガンディが印象的で、今季のトレンドカラー一つでもある。