パリ・ファッション・ウィークにて発表されたティム ヴァン スティーンバーゲン(TIM VAN STEENBERGEN)の2011年春夏コレクション。
コレクションのテーマは、ガーデニングを楽しむ淑女のある1日と、写真家ロバート・メイプルソープの花の写真とのこと。 カラーパレットは白を黒を中心とし、メイプルソープのモノクロ写真の静謐な佇まいを連想させる。それにベージュ、モスブラウンなど、ヨーロッパの庭園を連想させるような上品なカラーが加わる。レッドやグリーン、ホワイトといった鮮やかな色のリボンのヘアピースはまるで庭に咲く花のよう。
ドレス中心のコレクションは、デイリーに着られるものからナイトタイムに相応しいものまで、バリエーション豊富。マニッシュなジャケットのショルダーは構築的だが、ドレープの美しいスカートやショートパンツと合わせてスタイリングはあくまで女性らしく仕上げる。全体的にスタイルはエレガントでシックだが、トップスのショルダーはアシンメトリーであるなど、トレンドもバランスよく取り入れられている 。
なお、ショーに用いられたサングラスはアイウェア・ブランドのテオ(theo)とのコラボレーション・ライン、theo by TIM VAN STEENBERGENのもの。