ディースクエアード(DSQUARED2)の2015年春夏コレクションが2015年9月18日(木)、ミラノファッションウィークで開催された。幕が開くと、真っ白なインテリアで統一された部屋が目に飛び込んできた。クリーンではあるが何処か殺風景に思える。この部屋を完成させるのは、ディースクエアードの最新ルックに身を包んだモデルたち。ポップなモダンアートを彷彿とさせる平面的なパターン&明確なカラーが今季の特徴だ。
プレーンだが立体感の出たTシャツには、ボリュームのあるカラフルな円形模様のフレアスカートを。トップス、ボトムス、バッグと全身を使って表現されたカラーブロッキングも印象的だった。シルエットは全体的に構築的で、平面的なパターンとの対比が面白い。春夏らしいハイパーミニのショートパンツも丸みを帯びた形が新鮮さを与えた。
チラ見せしたスポーティなボクサーパンツや、日本の打掛のようなガウンなど、さまざまな要素のミックスを楽しんでいるのが伝わってくる。じわじわとブームを予感させる70's グラマーの真っ赤なパンツスーツやメタリックのジャケットもイン。この遊び心がブランドならではといえる。一方、スリークなヘアとナチュラルに止めたメイクでウェアとのバランスを取った計らいが感じられた。ポイントは、デザイナー2人とまるでおそろいの黒縁メガネがだろうか。