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映画『映画を愛する君へ』アルノー・デプレシャン監督が“映画の魅力”を映す自伝的シネマ・エッセイ

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映画『映画を愛する君へ』が、2025年1月31日(金)より新宿シネマカリテほかにて全国順次公開される。

映画の魅力を語りつくすシネマ・エッセイ

『映画を愛する君へ』場面カット|写真1

主人公ポールの映画人生を映画史とともに描写

『映画を愛する君へ』は、19世紀末リュミエール兄弟による映画の発明から現在に至るまで、映画の魅力と魔法を語り尽くす作品。

劇中では、主人公のポール・デュダリスが初めて映画館を訪れた幼少期から、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期までを、映画史と共に描写。

『映画を愛する君へ』場面カット|写真5

映画史を紹介する中で、50本以上の名作が登場するのも見どころで、スクリューボール・コメディの代表作『或る夜の出来事』や、アルフレッド・ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』、黒澤明の『乱』、ジェームズ・キャメロンの『ターミネーター2』、そしてフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、イングマール・ベルイマンの映画など、あらゆるジャンルの映画がスクリーンを駆け巡る。

ドラマとドキュメンタリーを融合

『映画を愛する君へ』場面カット|写真4

特徴的なのは、ドラマとドキュメンタリーを融合したハイブリッドな構成だ。たとえばフィクションパートに、一般の観客が映画との思い出のエピソードを語るインタビューシーンが挟まれるなど、“映画の観客”の視点から映画愛を描き、すべての映画ファンに向けて映画と生きる素晴らしさを語りかける。

『映画を愛する君へ』場面カット|写真3

監督は、『キングス&クイーン』や『クリスマス・ストーリー』など知られるアルノー・デプレシャン。『映画を愛する君へ』の主人公ポール・デュダリスとは、デプレシャンの代表作『そして僕は恋をする』や『あの頃エッフェル塔の下で』に登場する主人公でもありポールに、監督自身を投影した自伝的映画となっている。

なお、『そして僕は恋をする』などでポール・デュダリスを演じたマチュー・アマルリックが本人役として出演。また、祖母役をジャン・ユスターシュの傑作映画『ママと娼婦』で知られるフランソワーズ・ルブランが、14歳のポール役を、映画『落下の解剖学』の視覚障害のある息子役で知られるミロ・マシャド・グラネールが演じている。

【作品詳細】
映画『映画を愛する君へ』
公開日:2025年1月31日(金)
監督:アルノー・デプレシャン
脚本:アルノー・デプレシャン、ファニー・ブルディーノ
出演:ルイ・バーマン、クレマン・エルヴュー=レジェ、フランソワーズ・ルブラン、ミロ・マシャド・グラネール、 サム・シェムール、ミシャ・レスコー、ショシャナ・フェルマン、ケント・ジョーンズ、サリフ・シセ、マチュー・アマルリック
原題:Spectateurs!
配給:アンプラグド

© 2024 CG Cinéma / Scala Films / Arte France Cinéma / Hill Valle

Photos(11枚)

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