パリ・ファッション・ウィークで発表されたソニアリキエル(SONIA RYKIEL)の2011S/Sコレクション。
ブランドの創始者であり、現アーティスティックディレクター、ナタリー・リキエルの母であるソニア・リキエルが見守る中、クラシカルに細かくカールさせて膨らませたソニアそっくりのヘアスタイルに女優メイクのモデル達が、ソニアらしさ満開のスタイルで微笑みながらランウェイをゆく。
今期のキーカラーのコーラル、シナモン、クリームイエローに、トロンプルイユ(騙し絵)風のデザインや楽しいプリント。ゆったりとしたなシフトドレス、チュニック、オーバーサイズのワイドパンツ、ロングドレスにジャンプスーツ、どれもカラフルで、夏の日差しにぴったりな、元気で楽しいコレクション。太いヒールのプラットフォームサンダルや、大きなタッセル(房飾り)が付いたバッグ、カラフルなリボンベルトがさらに気分を盛り上げる。
フィナーレでは、にぎやかにアレンジされたThe Ronettes (ザ・ロネッツ)の「Be My Baby」が流れる中、「ニットの女王」ソニアの定番であるボーダーのセーターとニットのショーツのモデル達が、大きなサングラスをかけてダンスしながら笑顔で行進。ソニア・リキエルのDNAをしっかりと受け継いだ楽しいショーは、観客の笑顔と拍手に包まれて幕を閉じた。