ジャンポール・ゴルチエ(Jean-Paul Gaultier)は10月2日、ファッション・ウィーク中のパリにて2001年春夏コレクションを発表した。
ショーの開始とともに、ザ・ゴシップのボーカル、ベス・ディットー(Beth Ditto)がレザーカットのシルバードレスで歌声を披露しながらランウェイに登場。ふくよかなモデル、クリスタル・レン(Crystal Renn)もモデルのひとりとして、シースルーをまとって現れた。今期のコレクションではデヴィッド・ボウイ(Devid Bowie)のようなグラムロッカーを彷彿とさせるヘアスタイルに濃いアイシャドウ、レースのストッキング、つま先やかかとがカットオフされたドクター マーチン(Dr. Martens)を履いたロックなモデルが、ミラーガラスのキャットウォークを闊歩した。
四角い張り出した肩のジャケット、コルセット、ジャンプスーツ、マリンストライプ、椰子の木柄のドレス、レザーのライダースジャケット、薔薇柄のケープ、メタルの胸当て、腕を拘束するようなショール使いでロックテイスト満載。ゴルチエのシグニチャーとなっているトレンチは今期はアコーディオンプリーツ加工のゴールドやカーキの薄手の素材。マドンナがコンサートで着用したことで有名なコルセットも登場し、「ゴルチエ レトロスペクティブ」とでも言うべきコレクション。
フィナーレにゴルティエと乾杯しながらベス・ディットーが再登場、拍手喝采で迎えられた。フロントローにはカトリーヌ・ドヌーブ(Catherine Deneuve )、ジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau )、ディータ・フォン・ティース(Dita von Teese )らセレブが顔を見せ、会場を盛り上げていた。