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菱田春草の名作「落葉」誕生の背景に迫る展覧会、福井県立美術館で -「落葉」連作5作品が一堂に

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特別企画展「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」が、福井県立美術館にて、2024年9月15日(日)から11月4日(月・振)まで開催される。

日本画家・菱田春草と連作「落葉」

重要文化財 菱田春草 《落葉》 明治42年(1909年) 永青文庫所蔵(熊本県立美術館寄託)
重要文化財 菱田春草 《落葉》 明治42年(1909年) 永青文庫所蔵(熊本県立美術館寄託)

明治時代を代表する日本画家のひとり、菱田春草(ひしだ しゅんそう)。明治7年(1874年)に生まれた春草は、初期には横山大観とともに、伝統的な日本画に欠かせなかった輪郭線を廃した「朦朧体」など、実験的な制作を行った。その後、写実と装飾を組み合わせた芸術の確立を試みるも、明治44年、36歳の若さでこの世を去っている。

春草の不朽の名作として知られるのが、重要文化財《落葉》をはじめとする連作「落葉」である。明治41年から東京・代々木で療養生活を送っていた春草は、当時この地に広がっていた雑木林でひとり自然を観察し、静謐で理知的な「落葉」の連作を生みだすことになった。自然観照を通じて到達した「落葉」の表現には、写実性にとどまらず装飾性へと向かう、さらなる展開をも垣間見ることができる。

特別企画展「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」は、春草の画業を通覧しつつ、名作「落葉」が誕生した背景を探る展覧会。現存する「落葉」連作5作品を一堂に集めて公開するほか、重要文化財の尾形光琳《槙楓図屛風》といった作品を通して、日本美術における樹木図の変遷にも光をあてる。

展覧会概要

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特別企画展「生誕150年記念 菱田春草展 不朽の名作《落葉》誕生秘話」
会期:2024年9月15日(日)~11月4日(月・振)
[前期 9月15日(日)~10月14日(月・祝) / 後期 10月17日(木)~11月4日(月・振)]
会場:福井県立美術館
住所:福井県福井市文京3-16-1
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:10月15日(火)・16日(水)
観覧料:一般 1,400円、高校生 900円、小・中学生 600円、未就学児 無料
※20名以上の団体、本展リピーター(一般のみ)は2割引き(リピーター割はほかの割引・減免との併用不可)
※障がい者手帳などの持参者および付添者1名は半額

【問い合わせ先】
福井県立美術館
TEL:0776-25-0452

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