スタジオジブリ作品の世界観をテーマにした公園施設「ジブリパーク」が、愛知県の愛・地球博記念公園に誕生。2023年11月1日(水)に、第2期整備エリアの「もののけの里」が開園する。
なお、「もののけの里」は、11月1日(水)から2024年2月12日(月・休)まで「もののけの里」と「ジブリの大倉庫」セット券で入場可能だ。
「ジブリパーク」は、国内外で多くの人に親しまれてきたスタジオジブリ作品の世界観をテーマにした公園施設。愛・地球博記念公園の未利用地や既存施設を再整備し、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「もののけの里」「魔女の谷」「どんどこ森」の5つのエリアを設ける。「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」がまずは2022年11月1日(火)に開園を迎え、その後、2023年11月1日(水)に「もののけの里」、2024年3月16日(土)に「魔女の谷」が開園する。
本記事では、ジブリパークの新たなエリア「もののけの里」をフィーチャー。「もののけの里」は、映画『もののけ姫』に登場するエミシの村とタタラ場をもとに、和風の里山的風景をイメージしたエリアだ。
エリア内では、体験学習施設「タタラ場」や「乙事主(おっことぬし)」の滑り台などを楽しむことができる。
タタリ神に呪われたアシタカが、故郷を離れたのちに訪れた「タタラ場」は、アシタカが『まるで城だな』と口にするほどの巨大な建物。武器の材料である鉄を作る製鉄所であるこの場所では、エボシ御前が率いるタタラ集団が住んでいる。
そんな「タタラ場」をモチーフとした建物は、体験学習施設として来園者を迎える。建物は、愛知・豊田の木材や土壁を使用しているのがポイントだ。
開園時は「タタラ場」にて、地元である愛知県の郷土料理「五平餅」作りを体験することができる。
「五平餅」とは、炊いた米をつぶして串に巻きつけ、タレをつけて焼いた、愛知県など中部地方の山間部を発祥とする郷土料理。今回の体験では、くるみみそ、しょうゆ、ナポリタンの3種類のタレが用意されており、「五平餅」を自分が選んだタレにつけ、七輪の炭火で焼いてつくり、食べることができる。ナポリタンには、お好みでチーズをかけれるのも嬉しい。
ちなみにタレを入れている瓶の字は、鈴木敏夫が書いたものだそう。余ったタレは瓶ごと持ち帰ることも可能だ。
【体験内容詳細】
体験料金:1人1,200円(餅1本+特性タレ1瓶/1種類)
タレの味:くるみみそ、しょうゆ、ナポリタン
所要時間:20分
体験の対象年齢:10歳以上
※予約不要、当日タタラ場入口で受付。
※五平餅がなくなり次第終了
※9歳以下の来園者は体験ができないが、「タタラ場」に入場は可能。
※12歳以下の来園者による体験は保護者の同伴必須。
作品に登場するキャラクターで4本の牙を持つ猪神の最長老・乙事主。作中では、サンが『乙事主さまの目になりに行きます』と話したことから乙事主は目が見えないことが分かるが、鋭い嗅覚や洞察力、身体能力を持ち合わせている。
「もののけの里」には、そんな乙事主を模した全長7.6m、高さ3.4mの大きな滑り台が設置される。特徴的な白い毛並みは、カラフルなタイルや玉石で表現されており、対象は小学生以下となるが、展示物としても楽しめる。