企画展「竹久夢二 描き文字のデザイン ─大正ロマンのハンドレタリング─」が、東京の竹久夢二美術館にて、2023年4月1日(土)から6月25日(日)まで開催される。
センチメンタルな「夢二式美人」作品を手がけ、大正ロマンを代表する画家として知られる、竹久夢二。雑誌のイラストレーションをはじめ、油彩画や水彩画、日本画などを描いた夢二は、しかし、グラフィックデザイナーとしても活躍して数多くの図案を残した。
企画展「竹久夢二 描き文字のデザイン ─大正ロマンのハンドレタリング─」は、夢二によるデザイン作品を、ハンドレタリングに着目して紹介する初の展覧会。コンピューターでの制作とは一線を画する、描き文字ならではのデザインの魅力に光をあてる。
本展では、雑誌や楽譜の表紙、装幀、ポスターといったさまざまな図案から、夢二のハンドレタリングを紹介。セノオ楽譜の数々や、ウィリアム・モリスの書物を彷彿とさせる『山へよする』口絵などを通して、個性的な書体と装飾的な文字デザインを楽しむことができる。
また、デザインにとどまらない夢二の文字にも着目。《この夜ごろ》など、肉筆の書をしたためた日本画作品のほか、プライベートに残した日記と手紙も公開する。
さらに、会場では、明治期から昭和期にかけて活躍した画家やデザイナー10人による描き文字デザインも展示。藤島武二、杉浦非水、橋口五葉、恩地孝四郎、そして中原淳一などによるデザインもあわせて目にすることができる。
企画展「竹久夢二 描き文字のデザイン ─大正ロマンのハンドレタリング─」
会期:2023年4月1日(土)〜6月25日(日)
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月1日(月)は開館)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小・中学生 500円
※弥生美術館と2館あわせて観覧可
※会期や休館日は変更となる場合あり
【問い合わせ先】
竹久夢二美術館
TEL:03-5689-0462