1780年、マリ=エティエンヌ・ニトが、フランス・パリにて創業。
ショーメは1780年、フランスのパリにてマリ=エティエンヌ・ニトが創業したハイジュエラー。高級ジュエリーや腕時計、ブライダルジュエリーなどを扱う。
ショーメは、ブシュロン、ヴァン クリーフ&アーペル、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサンと並んで「グランサンク(5大宝飾店)」と呼ばれるほどの伝統と格式を持つ名門。ブランド名は、ベル・エポック時代の巨匠と呼ばれた4代目、ジョゼフ・ショーメの名からつけられた。現在はゼニス、タグ・ホイヤーなどを傘下に置く、LVMHのグループに入っている。
ショーメは、ナポレオンの乗った馬が暴走し、それを助けたことからナポレオンと皇后ジョゼフィーヌ御用達のジュエラーになったという逸話がある。タヴィドの絵画でも有名な、ナポレオンの戴冠式における宝冠製作に携わる。
アイコニックな「ジョゼフィーヌ」コレクションは、繊細なラインとまばゆい宝石を組み合わせたジュエリーコレクション。ジュエラーとしての伝統と現代的な創造性を表現している。
ショーメのクリエーションはデッサンと共に始まり、そのデッサンを用いて宝石鑑定士がストーンを選別。ストーンにカットを施し、ジュエラー、セッティング職人、研磨職人、エングレービング職人それぞれの手を経てジュエリーに命が吹き込まれる。職人たちは1つの作品に2000時間以上かけることもある。メゾンの全てのコレクションがヴァンドーム広場のハイジュエリー工房にて作られている。
1805年、パリのヴァンドーム広場にブティックを構える。現在でもヴァンドーム広場に大きなブティックがある。
人気の時計ラインは、クラス・ワン、ダンディ、ケイシス、リアンなど。ブライダル関連のコレクションにも定評があり、ナポレオンとマリー・ルイーズとの結婚における結納の贈り物など数々の皇室のブライダルコレクションを手がけている。
2012年3月、ショーメのジュエリーとウォッチメイキングのクリエイティブ ディレクターに、ジュエリーデザイナーのクレール・デヴェ-ラコフ(Clair Deve-Rakoff)が就任。
2020年、創業240周年を迎え、パリ・ヴァンドーム広場に位置する本店がリニューアルオープン。ブティックに加え、ハイジュエリーのアトリエ、実際にジュエリーを試着できるサロンを併設する。