フランス人デザイナーのロリス・アザロ(Loris Azzaro)が1967年に設立。
ロリス・アザロは、妻のためにコスチュームジュエリーをデザインしたのがきっかけで、ファッションの世界に入った。シルクジャージーやルレックスという金属糸のニットを使用したドレスを製作し、評判となった。アザロにおいて最も有名なドレスである、3つの生地から成り、首元に連なるスパンコールで覆われたリングが特徴的なドレスが有名となり、ブランドが軌道に乗ったという。
一流ブランドが並ぶパリのフォーブル・サントノーレ通りに創業以来この通りに本店を構える。
パリの一流の職人たちによって生み出されるアザロのドレスは、ソフィア・ローレン(Sophia Loren)、ラクエル・ウェルチ(Racquel Welch)やロミー・シュナイダー(Romy Schneider)など、時代を代表する多くのセレブリティがレッドカーペットで着用された。
彼の死後、アルゼンチン人デザイナー、ヴァネッサ・スアード(Vanessa Seward)によって、2004-05A/Wシーズンよりブランドが復活した。
2011年、メンズ・ウィメンズのクリエイティブ・ディレクターにフランス系ブラジル人のマチルド・カステッロ・ブランコ(Mathilde Castello Branco)が就任。彼女はマルタン・マルジェラ(メゾン マルジェラの創業者)時代のエルメスでデザイナーとして活躍後、アルベール エルバス率いるランバンで10年間キャリアを積んできた。
現在でも、ナタリー・ポートマン(Nathalie Portman)、キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、パズ・ヴェガ(Paz Vega)など、多くの世界的なセレブリティに愛されている。