1842年にジュールズ・ドーメル(Jules Dormeuil)によって創業。
フランスのエスプリとエレガンスに英国の伝統と格式が融合された、伝統と革新の高級服地ブランドである。
ジュールズ・ドーメルによって創業、英国の服地をフランスに輸入し始める。英国の服地をフランスに輸入するビジネス形態からのスタートした。その後、2人の兄弟AugusteとAlfredが会社に加わり、3兄弟を表す3つの羊頭をモチーフとしたエンブレムが会社のシンボルとなる。
もともとフランスでのビジネス展開であったが、1800年代後半から積極的にアジア等の国々に進出。1900年代前半に日本との強固な関係が生まれ始めた。2000年に入ると、今までオートクチュールだったドーメルにとってまったく新しい既製服のコンセプトを導入。2004年に主要市場である日本で、新たな販売会社ドーメル・ジャポン株式会社を設立。
ドーメルが開発する、最高級生地は世界中から非常に高い評価を受けており、シャネルやイヴ・サンローランなど多くのオートクチュールブランドに服地を提供している。「Sportex」、「Guanashina」や「Pashmina」等の数々の格調高い生地を開発してきた。2005年に発表された「Vanquish」は最も贅沢な生地として世界各国から高い評価を受けている。現在ドーメルの主力商品は「AMADEUS」シリーズであり、既成服用服地として著名ブランドデザイナーに生地提供をしている。
2012年にドーメルは170周年を迎え、限定生地「MATTERHORN BLUE」を開発。
ファミリービジネスの形態をとっており、2012年2月現在会長を務めるのは第5代目Dominic Dormeuilである。