2009年、ブランド「エド ロバート ジャドソン」スタート。
エド ロバート ジャドソンは日本のアクセサリーブランド。バネやワイヤーなど工業用のパーツを用いたレザープロダクトを中心にアイテムを展開。
ブランドコンセプトは “日常の物事をヒントに架空の職人が生み出すアイディアツール”ブランド名「エド ロバート ジャドソン(ED ROBERT JUDSON)」の由来は、実在する科学者と発明家の名前を併せた「架空の職人」という設定からなる。
■ED ROBERT JUDSONのストーリー設定
19世紀初頭、産業革命直後の架空の国。
革命により飛躍的な発展を遂げたがそれは多くの代償から成り立つものであった。
失業者の増加、住環境の過密、治安の悪化、更には宗教をも巻き込む様々な問題が混在化していた。
加速しすぎた情勢を抑制する為、工業生産は国家管理となり規制や干渉を余儀なくさせた。
自由なモノ造りを制限された職人達は集結し「BETA Ind.」と呼ばれる地下組織を結成する。
「ED ROBERT JUDSON」もその組織の一人である。
■実験的なアプローチを行うβライン
エド ロバート ジャドソンβとは「β版」として発信するライン。伝統技術と、生産が難しい希少な革、最新技術を駆使したハイテク機能を組み合わせた全く新しい革など、個性のある素材を使用している
■βラインの素材
‐白鞣し革(しろなめしがわ)
姫路市で製造される皮革で、1000年以上の歴史を持つ製造法。国産の牛皮は赤毛の牛皮に限り独自の白さを得る事ができる。鞣し剤として用いるのは、姫路市に流れる川の水と塩と菜種油のみ。自然と対峙しながら合成・化学薬品を全く使わずに、職人の手作業で三ヶ月以上を経て出来た革は通常のヌメ革等と違い、経年変化による変色を日光に晒しておくと白さを再生できる特徴がありる。
‐バケッタレザー
イタリアトスカーナ地方の伝統的な鞣し製法。樹木から抽出する100%植物タンニンを職人の手作業により一枚一枚丁寧に浸透させて鞣し牛脚油で加脂する技法。化学薬品を使用しない為、オイルが浸透しにくく加工に時間がかかるがしっかりと浸透したオイルは抜けにくく、使い込む程に美しい艶と柔軟性が得られる。
・撥水レザー
キメの細かいヨーロッパ産のキップに鞣しの段階で撥水剤を加える事で、革の内部まで浸透し効果が持続。また、撥水レザーを用いた一部のアイテムは高周波ウェルダーによる溶着でパーツが接ぎ合わされているので、縫製ではない新しい手法により形成される。
デザイナーは江崎賢(Satoshi Ezaki)。学校を卒業後にハンドメイドのバッグを製作からはじめブランドを立ち上げた。独自のストーリーから成るコンセプトとアイデアを主軸においたデザイン開発が特徴。