映画『アナログ』が、2023年10月6日(金)に公開される。主演は二宮和也、ヒロインは波瑠。原作はビートたけしの恋愛小説。監督はタカハタ秀太が務める。
映画『アナログ』は、お笑い界・映画界で今なお第一線で活躍するビートたけしによる初の書き下ろし恋愛小説が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという恋愛小説『アナログ』が映画化される。刊行から約1か月で10万部を突破した話題作だ。
携帯電話でいつでもどこでも、誰とでも気軽に連絡が取れる現代。『アナログ』は、そんな時代に連絡先を交換せず、「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」という週に一度の約束を交わし、ゆっくりと関係を紡いでいく2人の物語だ。「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ“木曜限定”の2人の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点“好きな人にただ会える喜び”を、純粋に描き出す。
主人公のデザイナー・水島悟を演じるのは、二宮和也。映画『母と暮せば』、『検察側の罪人』、『ラーゲリより愛をこめて』など、数々の話題作に出演し、30代にして日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、優秀主演男優賞を複数回受賞という快挙を成し遂げた実力派俳優が、実年齢に近い水島の役柄を丁寧に、伸びやかに演じる。
主人公・水島悟(みずしま さとる)…二宮和也
手作りや手描きにこだわるアナログ人間でありながら、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。漬物を自作で漬けるなど、丁寧で豊かな暮らしを送る。自ら内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆきと出会い、心惹かれる。意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。
美春みゆき…波瑠
喫茶店「ピアノ」で水島に出会う謎めいた女性。なぜか今の時代には珍しく携帯を持たず、水島とは毎週木曜日、同じ場所で会う約束をする。しかしある日、突然「ピアノ」に現れなくなる。演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務めた波瑠。その後も『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』、『弥生、三月 -君を愛した30年-』といった映画に出演している。
島田紘也…藤原丈一郎(なにわ男子)
悟を慕う大阪支社の後輩。関西弁で話す、明るく陽気なムードメーカー的存在。
岩本修三…鈴木浩介
悟が務める東京本社の直属の上司。カタカナビジネス用語を多用し、悟や部下たちを困惑させる。
浅井陽子…坂井真紀
悟の母・玲子の担当医。
椎名順子…筒井真理子
悟がデザインを担当するイタリアンレストランのオーナー。
高橋俊和…宮川大輔
島田の上司。
香織…佐津川愛美
悟の友人、山下の妻。
田宮…リリー・フランキー
喫茶店「ピアノ」のマスター。静かにカウンターに佇み、週に一度、木曜日にピアノで会う約束を交わす悟とみゆきの関係を誰よりも近くで見守っている。