映画『658km、陽子の旅』が2023年7月28日(金)に公開される。主演は菊地凛子、監督は熊切和嘉。
映画『658km、陽子の旅』は、父の訃報を受け、東京から青森県弘前市の実家まで、思いがけずヒッチハイクで向かう羽目になった主人公・陽子を描くロードムービー。会いたくない父、帰りたくない故郷...…様々な思いが駆け巡る中、東京-福島-宮城-岩手-青森をたどる一夜の旅が、陽子の凍った心を溶かしていく。
ヒロイン・陽子を演じるのは、菊地凛子。『バベル』、『パシフィック・リム』シリーズなど、ハリウッドやヨーロッパ作品で存在感のある役柄を演じてきた菊地凛子が、初の邦画単独主演を果たす。
主人公・陽子...菊地凛子
青森県弘前市出身の42歳、東京在住のフリーター。就職氷河期世代。父親の訃報をきっかけに、一人で24年間帰っていなかった故郷・弘前をめざすことに。父の出棺まであと12時間。ヒッチハイクで見ず知らずの人の助けで車に乗せてもらったり、自ら歩いたりと、一夜の出会いと別れを紡ぎながら寒空の東北を歩んでいく。
工藤茂...竹原ピストル
陽子の従兄。陽子の父が亡くなったことをうけ、陽子と茂と、その家族と共に車で弘前へ一緒に帰ることに。しかし、途中のサービスエリアで子どもがトラブルを起こし...。
立花久美子...黒沢あすか
陽子が旅の途中で出会う毒舌のシングルマザー。日頃胸に秘めていることを口にできない。忙しさなどから秘めた事を聞いてくれる人との時間が少ない。
小野田リサ...見上愛
陽子と同じようにヒッチハイクする訳あり女子。悩みや葛藤を抱えながらも、明るくて優しい子。
若宮修...浜野謙太
陽子を乗せる怪しいフリーライター。クズな男。
八尾麻衣子...仁村紗和
便利屋として生計を立て陽子を助ける。
水野隆太...篠原篤
陽子の旅を静かに見守る。
木下夫婦(登/静江)...吉澤健/風吹ジュン
陽子と出会い優しく手を差し伸べる、心温かい夫婦。陽子は父親のイメージを登に持つ。
工藤昭政...オダギリジョー
陽子の父。
メガホンをとるのは、2023年に『#マンホール』も公開される熊切和嘉。熊切和嘉は、2001年の劇場デビュー作『空の穴』で、当時新人の菊地凛子をヒロインに抜擢。20年の時を経て、2人が再びタッグを組む。