2014年7月19日(土)、スタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」が全国の劇場でロードショー。本作は、第88回アカデミー賞では長編アニメ部門にノミネート。ジブリ作品は第86回の『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、第87回の『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)から続き3年連続ノミネートとなった。
原作はジョーン・G・ロビンソンというイギリスの作家による1967年の児童文学の名作で、2010年に公開し興収92.5億円の大ヒットとなった作品「借りぐらしのアリエッティ」を手がけた米林宏昌が監督を務める。
キャッチコピーに、“この世には目に見えない魔法の輪がある”とあるが、これは上下巻で構成される原作の一節からとられたもの。
原作のあらすじは『養い親のもとを離れ、転地のため海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは同い年の不思議な少女マーニーと友達になり毎日二人で遊びます。ところが、村人は誰もマーニーのことを知らないのでした』というのが上巻。さらに下巻では『ある日、マーニーは無人のさびしい風車小屋でアンナを置き去りにし、姿を消しました。彼女を探すうちにアンナは、マーニーの思いがけない秘密を知りました…』と続き、ストーリーはミステリアスに展開していく。
映画では舞台をイギリスから日本に置き換え、思春期の内省的な女の子・杏奈が謎の少女・マーニーとの交流を通じて心を開いていく様子や、2人の友情が瑞々しく描かれたファンタジー作品だ。
【作品情報】
「思い出のマーニー」
公開日:2014年7月19日(土)
原作:ジョーン・G・ロビンソン「思い出のマーニー」
脚本:丹羽圭子・安藤雅司・米林宏昌
監督:米林宏昌
音楽:村松崇継
配給:東宝
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