劇場アニメ『ベルサイユのばら』が、2025年1月31日(金)に公開される。
池田理代子の「ベルサイユのばら」は、革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた人気少女漫画。連載中から熱狂的なファンを生み出した「ベルサイユのばら」は、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など、これまでにも様々な作品で愛されてきた。
そんな名作「ベルサイユのばら」が、1972年の連載開催から50年の時を経て、“完全新作”として劇場アニメ化。ストーリーの軸となるのは、将軍家の跡取りで“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢な王妃マリー・アントワネットの生き様だ。栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらもそれぞれの運命を美しく生きる、2人の姿が描かれる。
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ…沢城みゆき
由緒ある貴族で将軍家の末娘でありながら、跡取り“息子”として育てられた、男装の麗人。フランス近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務める。乳母の孫であるアンドレとは幼なじみ。自身の手で人生を選びとり、フランス革命へと飛び込んでいく。
マリー・アントワネット…平野綾
オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘。14歳でルイ16世の妃になるため、フランスにやってきた。美しく誇り高く、人を惹き付ける天性の魅力を持つが、フランス宮廷の窮屈さや、周囲の重圧から逃れようと奔放で贅沢な生活を送る。ルイ16世の妃でありながらも、運命的に出会ったフェルゼンへの恋を胸に秘めている。その華やかな生活ぶりから困窮するパリ市民の不満を集め、運命が変わっていくこととなる。
アンドレ・グランディエ…豊永利行
ジャルジェ家に仕える、オスカルの従者かつ幼なじみ。母親が亡くなり、唯一の肉親の祖母マロンに育てられる。平民でありながらオスカルには幼い頃から友人として対等な関係を求められてきたため、祖母にたしなめられることが多い。
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン…加藤和樹
スウェーデンの伯爵。容姿端麗で思慮深く知性的な青年で、オスカルを親友として慕う。パリ・オペラ座の仮面舞踏会で、異国の宮廷で孤独を深めるアントワネットと運命的な出会いを果たす。
アラン・ド・ソワソン…武内駿輔
衛兵隊の⼀員。下級貴族出⾝で元は⼠官学校を出た少尉だったが、上官を殴ったためフランス衛兵隊に降格したという事情を抱えながらも、衛兵隊の仲間から慕われ、オスカルも⼀⽬置くほどの剣の腕前を持つ。初めは⼥のオスカルに反発するも、やがて共にフランス⾰命へ向かうこととなる。
フローリアン・ド・ジェローデル…江⼝拓也
オスカルが近衛隊隊⻑を務めていたときに副官として従っていた。端正な容姿と⾼貴な⾎筋から社交界で注⽬を浴びる存在。オスカルに忠誠⼼と憧れを持って仕えながら、別の感情も芽⽣えて…?
ベルナール・シャトレ…⼊野⾃由
パリの新聞記者であり、オスカルが市⺠の困窮を理解するきっかけを作った⼈物。