映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』が、2022年11月18日(金)より公開される。主演はレスリー・マンヴィル。
『ミセス・ハリス、パリへ行く』は、『ポセイドン・アドベンチャー』など数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコの小説『ハリスおばさんパリへ行く』を原作とする映画。
舞台は1950年代のロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦、ミセス・ハリスがクリスチャン ディオール(Christian Dior)の美しいドレスに出会うことから物語は始まる。今まで全くドレスに縁のない生活を送ってきたミセス・ハリスだったが、ある日働き先で出会った500ポンドもするというディオールのドレスに心を奪われ、パリへディオールのドレスを買いに行くことを決意。
新しい街、新しい出会い、そして新しい恋…?夢をあきらめなかったミセス・ハリスに素敵な奇跡が起きる。ドレスに恋をするときめき、そして夢を忘れないミセス・ハリスに勇気をもらえる、ハッピーストーリーだ。
主人公、ミセス・ハリスを演じるのは、2017年の映画『ファントム・スレッド』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたイギリスの名女優、レスリー・マンヴィル。
・主人公ミセス・ハリス…レスリー・マンヴィル
夫を亡くした家政婦。クリスチャン ディオールのドレスに出会ったのをきっかけに、パリへディオールのドレスを買いに行くことを決意する。
また、ディオールで働くマネージャー役は、イザベル・ユペールが演じる。加えて、フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞の常連、ランベール・ウィルソンや「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのジェイソン・アイザック、Netflix「エミリー、パリへ行く」のリュカ・ブラヴォー、Netflix「シスター戦士」で主演を務めたアルバ・バチスタなど、多彩な俳優陣が集結している。
・マダム・コルベール…イザベル・ユペール
ディオールの敏腕支配人。
・アンドレ…リュカ・ブラヴォー
会計士。パリでミセス・ハリスと出会う。
・ナターシャ…アルバ・バチスタ
モデル。パリでミセス・ハリスと出会う。
・シャサーニュ侯爵…ランベール・ウィルソン
注目は、物語の鍵を握るディオールのドレスの数々。ドレスのデザインは、『クルエラ』をはじめ3度のアカデミー賞に輝く、ジェニー・ビーヴァンが手がける。1950年代のパリを舞台に、当時女性の服に革命を起こしたといわれるクリスチャン ディオールが手がけたデザインを緻密に再現した、メゾンでのファッションショーのシーンは必見だ。
ディオールが描いたデザイン画をもとに、当時のドレスデザインを再現したというジェニー・ビーヴァンは、「私たちは、正しい生地を必死で探し求めたわ。ディオールの服はかなり重いから、ディオールの重さがないとダメなの。当時はセントラル・ヒーティングが普及していなかったから、生地は今より厚いものを使っていた。私たちは、写真から判断してちょうど良い色を出すために、生地をたくさん染めたの」と制作過程を明かした。
監督は、アンソニー・ファビアン。脚本、プロデューサーも務めている。また、日本語字幕の監修は『ヴォーグ ジャパン』元編集長でファッションジャーナリストの渡辺三津子が担当した。
〈映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』〉あらすじ〉
第二次世界大戦後のロンドン。夫を亡くした家政婦ミセス・ハリスは働き先でクリスチャン ディオールのドレスに出会う。あまりの美しさに完全に魅せられたハリスは、ディオールのドレスを手に入れるためにパリへ行くことを決意する。なんとか集めたお金でパリへと旅立った彼女が向かった先は、ディオールの本店。威圧的なマネージャーのコルベールから追い出されそうになるが、ハリスの夢をあきらめない姿勢は会計士のアンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ侯爵ら出会った人々を魅了していく。果たして彼女はクリスチャン ディオールのドレスを手に入れて、夢を叶えることができるのだろうか……。
【詳細】
映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』
公開日:2022年11月18日(金) TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:アンソニー・ファビアン
出演:レスリー・マンヴィル、イザベル・ユペール、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、ローズ・ウィリアムズ
字幕監修:渡辺三津子
原題:Mrs. Harris Goes to Paris
配給:パルコ ユニバーサル映画