アップル(Apple)が、スマートフォン「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」を発表した。2021年9月17日(金)21:00より予約を開始し、9月24日(金)にて店頭販売を実施する。
全面的に刷新された「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」は、“iPhone史上最高のカメラシステム”、“iPhone史上最も明るいディスプレイ”、“iPhone史上最高のバッテリー駆動時間”を誇る。カラーは、グラファイト、ゴールド、シルバー、そして新色“シエラブルー”の4色での展開。新しい1TBのストレージ容量も提供される。
「iPhone 13 Pro」には、A15 Bionicの新しい画像信号プロセッサ(ISP)を備えた“iPhone史上最高のカメラシステム”を備えた。これまでのiPhoneで最大の1.9μmピクセルを採用したセンサー搭載の広角カメラは、ノイズが少なく、様々な光の条件下で必要な速いシャッター速度を実現するので、より精細な写真撮影が可能だ。また、明るさが足りない場所での性能が「iPhone 12 Pro」と比較して最大2.2倍、「iPhone 12 Pro Max」と比較して約1.5倍と大きく向上している。
iPhone独自のセンサーシフト光学式手ぶれ補正(OIS)によってレンズではなくセンサーが安定するので、ユーザーが動いても写真はなめらかに、ビデオはぶれない状態となる。
新しい超広角カメラは、より一層明るいƒ/1.8の絞り値と新しいオートフォーカスシステムによって明るさが足りない場所での性能が92%向上。iPhoneの超広角カメラで初となるオートフォーカス機能や先進的なソフトウェアを備えたことで、iPhoneでこれまで不可能だったマクロ写真撮影も可能となった。
一方で77mmの望遠カメラも搭載。望遠カメラの光学ズームは3倍で、カメラシステムの光学ズームレンジは合計6倍となっている。
A15 BionicのNeural Engine、新しい画像信号プロセッサ、コンピュテーショナルフォトグラフィの進化により、革新的なカメラ機能はよりマルチに。
フォトグラフスタイルでは、アップルのマルチフレーム画像処理の利点を活かしつつ、自分好みの設定をすべての画像に適用することができる。単純なフィルタとは違って写真の別々の部分に適切な調整を行いながら適用されるため、スキントーンなどの写真の重要な要素が保たれたまま、“オリジナリティ溢れる撮影”を楽しむことができる。
映画撮影の技法に基づき、iPhoneのシネマティックモードでは、人物、ペット、その他の被写体を、自動でピントが変化する美しい被写界深度効果と共に撮影可能。誰でも映画の一場面のような瞬間を捉えられる。
さらに、ピントは撮影中にも撮影後にも変更可能で、ユーザーはボケ効果の強さを写真アプリケーションやiOS用のiMovieで変更できる。シネマティックモードではドルビービジョンHDRでの記録ができるのも魅力だ。
コマーシャルや長編映画などにも幅広く使われている先進的なビデオコーデック“ProRes”も導入。新しいカメラハードウェア、A15 Bionicの先進的なビデオエンコーダとデコーダ、およびフラッシュストレージパイプラインによる“ProRes”と、ドルビービジョンによって“プロ仕様”の撮影、編集、共有までを行える。
「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」では、望遠カメラを含むすべてのカメラにナイトモードを搭載。スマートHDR 4にも対応するので、難しい条件下でもより実物に迫る写真を撮影できる。そのほか、Deep Fusion、Apple ProRAW、ポートレートライティングを備えたポートレートモードなどの人気の機能も備えている。
搭載されているA15 Bionicは、スマートフォン史上最速の処理速度を誇り、これまでiPhoneでは不可能だった新しいディスプレイ、カメラ、ビデオ機能も実現。ビデオアプリケーション、高パフォーマンスのゲーム、様々な新しいカメラ機能にも適している。
2つの新しい高性能コアと4つの新しい高効率コアで構成される新しい6コアCPUは、負荷の大きい作業もスムーズに効率よく処理する。さらに次世代ISPの大幅な進化により、ノイズ低減とトーンマッピングの向上も叶えた。