スタジオ セブン(STUDIO SEVEN)は、2020年春夏メンズコレクションを発表した。
今季は、2000年初頭のUSストリートシーンを、現在の“東京”のフィルターを通して表現。タイダイやカモフラージュ柄といった、象徴的なモチーフを現代的にアップデートすることで、当時のカルチャーを彷彿とさせながらもフレッシュな佇まいに仕上げている。
サファリシャツやカーゴパンツ、バケットハットにプリントされたカモフラージュ柄は、“STUDIO SEVEN”の文字をそのまま迷彩に落とし込んだもの。模様が細かく、グラフィカルな仕上がりになっているため従来の迷彩柄の持つハードさが幾分か削ぎ落され、軽快な印象だ。
また、タイダイTシャツは、手染めによる淡く細やかな発色が魅力。ショルダーを大きくドロップさせた、オーバーサイズのTシャツは、アーシーなカーキのボトムスにインして着ても、デニムパンツとラフに合わせても抜け感のある着こなしが完成する。
スタジオ セブンの得意とするポップなモチーフも散見された。黒と赤、もしくは黒と白のヴィヴィッドなコントラストで表現されたリップモチーフの総柄シャツや、どことなくレトロなキャラクタープリントのTシャツ、ウサギをバックプリントに描いたカラーシャツなど、チャーミングなデザインが目を引く。カモフラージュ柄パンツに合わせた星型ステッチのキルティングブルゾンは、ベージュのライトな色味がスタイリングに柔らかさをもたらしている。
コラボレーションアイテムにも注目。ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)とのコラボレーションでは、パーカーやTシャツ、メタリックなパーツを配したスニーカーなどが登場する。メゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)とコラボレーションしたスニーカーは、ボリューム感のあるソールにオーセンティックなアッパーを組み合わせたデザイン。ライトイエロー、ライトブルーといった明るい色味から、ホワイト、ネイビーなどベーシックなカラーまで豊富なカラーバリエーションを用意する。また、キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)とタッグを組んだハットも展開される。