ロンドンのポートベロー・マーケットを拠点に、セレブリティを初め世界中に多くのファンを持つリーム(Reem)が、ラフォーレ原宿のエントランス前スペースに期間限定ショップをオープン。またオープン初日の2012年11月5日(月)にはインスタレーションショーが開催された。リーム2013年コレクションのテーマは「DADDY?.....TAKE ME TO THE CIRCUS(=パパ…わたしをサーカスに連れて行って?)」。自分がまだ生きていると思っている幼いゴーストの女の子の視点から見たサーカス、という設定だ。
世界中を旅して集めたアンティークやヴィンテージ・アイテムをカスタマイズした独特のコレクションを作り続ける英国のデザイナー、リーム・アラサディ(Reem Alasadi)。ロンドンのポートベロー・マーケットではクィーンと呼ばれ、スタイリストとしても活躍。パンクグラフィティとレースのロマンティックな装飾をミックスし、オリジナリティにあふれた世界観を表現する。
骨のピースが下がった巨大のシャンデリアが吊るされたステージ上に、チェーンとレースのフリンジがロックスターのようなショートジャケットを羽織ったモデルが登場。立体的なフォルムのオーガンジーのドレスにレイヤードされたマーメイドのようなスパンコールのパンツも印象的。
フィナーレを飾った長いトレーンのドレスは、キーカラーであるアシッドブルーからオレンジに手染めされたグラデーションが迫力たっぷり。1930~40年代ファッションからインスパイアされたクラシカルなシルエットと、アグレッシブなパンクテイストを融合させることで、アバンギャルドの新境地を開拓したコレクションとなった。
ラフォーレ原宿1階エントランススペースに設置されたポップアップストアは12月9日(日)まで開催予定。デザイナー・リームの抜群のセンスによってカスタマイズされたヴィンテージやアンティークのアイテムを是非店頭で手にして。