『映画刀剣乱舞』人気ゲーム実写化 - 鈴木拡樹＆山本耕史が語る刀剣乱舞ワールドの魅力

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『映画刀剣乱舞』が、2019年1月18日(金)に全国ロードショー。

2.5次元舞台で人気を集める鈴木拡樹など実力派俳優が熱演

"刀剣男士"らメインキャストは、2.5次元舞台で人気を集めている、三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成といった俳優陣が担当。舞台『刀剣乱舞』から引き続き同じキャラクターを演じる彼らは、驚異的な身体能力を駆使し、殺陣やワイヤーアクションに挑戦する。

山本耕史が織田信長・八嶋智人が羽柴秀吉に

また、舞台やミュージカルなどで活躍する山本耕史と、『検察側の罪人』に出演した八嶋智人も参戦。山本は、豪華絢爛な部屋と服に包まれ、凄みのある立ち居振る舞いで天下統一を狙う織田信長を、八嶋は、織田信長を支える家臣ながら、後に天下統一を成し遂げる羽柴秀吉役を演じる。

なお、物語の舞台となるのは“本能寺の変“。刀剣男士たちが、歴史にどのように関わっていくのか、期待が高まるところだ。

【対談】鈴木拡樹＆山本耕史が語る「刀剣乱舞」の魅力

原案となるゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が瞬く間に人気を集め、舞台、ミュージカル、アニメと多彩なメディアへと派生していった「刀剣乱舞」。

「刀剣乱舞」ワールドの人気の理由や、映画という新たなメディアに派生した『映画刀剣乱舞』ならではの魅力について、舞台版から継続して主演を務める鈴木拡樹と、『映画刀剣乱舞』で織田信長として登場する山本耕史に話を聞いた。

「刀剣乱舞」が満を持して、実写映画化。原案であるゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が誕生してから短い期間でかなりの盛り上がりを見せています。

山本：鈴木君は「刀剣乱舞」にどれくらいの期間、関わっているんでしたっけ？

鈴木：舞台版からの参加で3年くらい前からですかね。

山本：まだそんなもんなんだ！10年くらい経っているような感覚……。

鈴木：ゲームが始まってから、大体1年後ぐらいに舞台化されたので、実はゲーム自体の歴史も、2019年の1月でちょうど4年ですね。

山本：すごいな、そんな速さでここまできたんですか？！ちなみに、鈴木君は、舞台化される前から知っていたの？

鈴木：はい。ゲームのリリースから半年も経たないうちにすごい人気で話題になっていて、僕が舞台で携わるようになってからもアニメ化とか、色々な方向に派生していったのを見ていました。わずかな期間に爆発的な人気が出るゲームって、珍しいですよね。題材のすごさを感じます。

山本：ちなみに、舞台もミュージカルも含めると、「刀剣乱舞」に関わっている人ってどれぐらいの人数になるんだろう。出演し続けている人もいれば、そうではない人たちもいっぱいいそうですけど……。

鈴木：全部足すとすごい人数になりますね。ゲーム自体のキャラクターにも声優さんが付いていますし、かなりの大所帯になると思います。

元々はPCブラウザゲームとして登場した『刀剣乱舞-ONLINE-』が舞台、ミュージカル、アニメ、実写映画と、様々な方法で表現されるたび注目を集めていますが人気の理由はどこにあると思いますか？

鈴木：コンテンツとしての振り幅の大きさが魅力なんだと思います。ゲームの『刀剣乱舞-ONLINE-』は、プレーヤーの皆さんがストーリーを想像して広げていくことができる。

山本：なるほどね！だからこそ、恐ろしいことに物語の行先がまだまだ未知なんですよね。

鈴木：いくらでも物語を広げられるんですよね。

山本：ということは、自分が年を取っても、やろうと思えば一生「刀剣乱舞」を演じられますよね。良い話があるまで続けておいた方が良いよ！

鈴木：実際どんどん広がりを見せてますもんね。どうにか頑張ってみます(笑)！

山本：例えばアイドルも同じようなもので、AKB48とか、モーニング娘。とか、メンバーがどんどん入れ代わる楽しさもあれば、初期の爆発力もあって……でも、アイドルは1つ1つに役があるわけではないから、その人が年取っちゃったらその人が年取っちゃっただけでしょ？「刀剣乱舞」は役の設定があるから、どんどん世代交代していけば永遠に廃れないよね。

鈴木：そうですね。もし、数年後も続けられていたら相当数のキャラクターが出ているはずですし、「刀剣乱舞」でかなり大規模な共同体ができていくと思います。

山本：アイドルはメンバーが辞めちゃうと、そこで代わりが効かなかったり、人気が左右されたりしますよね。例えば、AKB48にとってのポスト大島優子さんは誰にあたるんだ？というのは、実ははっきりわからないように思います。その点「刀剣乱舞」だったら、キャストが辞めても役のキャラクターは残るわけだから、新しいキャストがその穴を埋められる。勿論やめたキャストも違う役でまた出演することもできるし……、そう考えていくと末恐ろしいですよね。俺もちょっと関わっておいて良かったわ(笑)。

(笑)。今回の映画化も、「刀剣乱舞」としては新たな試みの1つになりますよね。

山本：映像になるとまた違う展開が開けていきますよね。僕や八嶋(智人)さんが出演することによって、舞台とは違う層の方にも見ていただけると思うし、作品を見ていただける人数も、格段に増えると思います。ここからまたさらに「刀剣乱舞」は発展していって、鈴木君自身もまた忙しくなるんじゃないかな。

鈴木：そうですね。僕自身もお芝居のフィールドを広げていこうとしている中で、2.5次元舞台に関わらせていただいて、それが映画化して……、とても嬉しく思っています。今は、まず「刀剣乱舞」という作品を知ってもらえたらいいな、と思います。

山本：2.5だから、2月5日公開にすればわかりやすかったのにね！

鈴木：そうですね(笑)！

舞台版とは異なる『映画刀剣乱舞』の魅力はどんなところにあるのでしょうか？

鈴木：映像ならではのリアルな合戦の表現です。舞台では、迫力のある合戦シーンを描きたくても人数に制約があったので、少人数でガチャガチャ動くことで、合戦を想像してもらうような表現の方法をとっていました。でも、映画版では、何百もの人が戦っている合戦のシーンを撮ることができました。

山本：戦国時代も、刀剣男士達が生きる時代も、しっかりと撮ってあるので、ファンタジーな感じには見えないようになっています。戦国時代はちゃんと血の匂いがするように撮っているし、未来から来た刀剣男士がそこに現れても違和感がない。

鈴木：よりリアルに見えますよね。あと、大人数での合戦を背景にすると、刀剣男士達の舞い踊るようなアクションの様子も際立って見えるんだな、と改めて認識できました。