アー・ペー・セー(A.P.C.)がランウェイショー形式で2018年秋冬コレクションをフランス・パリで発表。ウィメンズの新作に加えてメンズの新作も展開された。
ブランド創立から30年以上経て、デザイナーのジャン・トゥイトゥの中に生まれた“自分たちが変わっていくべきタイミングではないのだろうか”という一つの問い。ここが起点となった今回のショーは、メンズもウィメンズ同様に「エレガンス」が一つのテーマとなっている。
ジャケット、シャツ、トラウザー。男性の定番ワードローブをエレガントに着こなすのが今季のアー・ペー・セー流だ。ストレートのロングパンツには、遊び心溢れるジャカードニットを合わせて。
ジグザグラインを走らせたマルチカラーの幾何学模様、肩から腰に向かって流れるようにアーガイル柄がのったオリジナルデザイン。落ち着きのあるカラーパレットで仕上げたトップスは、ピエール・マリーとともに作成したものである。足元はスニーカーでラフに決め、ニットの中にはタートルネックを仕込んで知的さを表現した。
ジャン・トゥイトゥが今季のアイコンに据えたのはレザーのバイカースーツ。創業当初からジャンが“作りたい!”と熱望していたピースは、30年以上の時が過ぎやっと実現できた思い入れのあるものである。着こなし方も同じく憧れのスタイルで。昔知人がしていた、ニットとバイカースーツを組み合わせるスタイリングで紹介されている。